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[ ハードボイルド ]
私立探偵マニー・ムーン
私立探偵マンヴィル(マニー)・ムーン
リチャード・デミング 出版月: 2025年06月 平均: 5.00点 書評数: 2件

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新潮社
2025年06月

No.2 5点 makomako 2026/01/31 08:50
ハードボイルドと推理を組み合わせたような作品です。
このミス海外編第1位ということで読んでみました。
うーんこれは私には合わないなあ。
トリックがあり推理小説様なところは良いのですが、登場人物があまりに下品でやらなくてもよいような暴力沙汰を繰り返す。警察も似たようなもの。
さらに探偵は素手で殺人などもやってしまい、それをうやむやにしてしまう。警察もどういうわけかこれに対して文句がないようだ。
 お話としては面白い要素が詰まっているのですが、こういった殺伐として人物が大量に出てくるのはどうも好みではありません。
 評価は話がまあ面白いのでこうしましたが、私の感覚としてはあまり楽しくはなかった。

No.1 5点 nukkam 2025/09/11 17:19
(ネタバレなしです) 本書の新潮文庫版の巻末解説で詳細が紹介されている通り、リチャード・デミング(1915-1983)はアメリカン・ミステリ界のオールラウンド・プレーヤー。幅広いジャンルの作品を手掛け、SF作品にノンフィクション、児童向け作品に映像作品の小説版までも書いており、ゴーストライターとしても活躍しています。私立探偵マニー・ムーンシリーズは長編4作と中短編19作が残されています。ハードボイルドではありますが本格派推理小説の謎解きも楽しめると紹介されていたので、日本独自編集で第1作の「ファレスのナイフ」(1948年)から出版順に第7作の「支払いなくば死あるのみ」(1951年)まで収めた中編集の本書を読んでみました。短い作品でも80ページ以上、最長作品は150ページを越えています。ムーンは典型的なハードボイルドのタフガイ探偵で、片脚が義足ですが肉弾戦も銃撃戦もこなしており、本書で扱われている事件も暗黒街絡みが多いです。ハードボイルドならではの荒々しさもありますが描写は結構丁寧で重厚感もあります。私は本格派好きで謎解き推理を重視しているので「ファレスのナイフ」、「死人にポケットは要らない」(1949年)、「大物は若くして死す」(1949年)、「支払いなくば死あるのみ」が個人的には楽しめました。「ラスト・ショット」(1948年)は真相には不満もありますが麻薬中毒者の更生をサポートするムーンの奮闘ぶりが印象的です。


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