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[ 本格 ]
列をなす棺
ジャーヴァス・フェンシリーズ
エドマンド・クリスピン 出版月: 2024年06月 平均: 6.00点 書評数: 1件

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論創社
2024年06月

No.1 6点 nukkam 2024/07/10 20:52
(ネタバレなしです) 1950年発表のジャーヴァス・フェンシリーズ第7作の本格派推理小説です。論創社版の訳者あとがきで「ファルス要素の少ない異色作」と評価されていると紹介されていますが、終盤にちょっとした活劇場面はあるものの(いくつかの他作品のような)どたばたレベルではないし、ユーモアはほとんど感じられません。トリックも見るべきものがありません。プロット展開も風変わりで、グロリア・スコットと名乗る女性(本名ではない)の自殺事件が起きて(目撃情報から自殺に間違いないとされる)、何が彼女を自殺に追い込んだのかという謎解きが前半の中心を占めています。中盤でハンブルビー警部が事件関係者のクレイン一族を事情聴取する場面はフェンが不在ということもあって地味過ぎます。大きな欠点はないように思いますが他の作品と比べるとこれはという強力な魅力も欠けるように感じました。余談になりますがグロリア・スコットと言う名前で私はコナン・ドイルのシャーロック・ホームズシリーズ某短編を連想しましたが、本書の作中ではそれを示唆するような場面はありませんでした。


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エドマンド・クリスピン
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