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[ コージー ]
公爵さま、それは誤解です
行き遅れ令嬢の事件簿
リン・メッシーナ 出版月: 2024年02月 平均: 5.50点 書評数: 2件

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原書房
2024年02月

No.2 6点 ミステリ初心者 2026/02/16 18:25
ネタバレをしております。

 非常に読みやすいミステリとして重宝しているシリーズですw 3作目にもなると重要登場人物と役割が固まってきた感じがあり、その読みやすさはもはや漫画の域です。
 今作は、タイトルや帯のアオリ文がやや不穏。ふたりの気持ちはすれ違いーーとあり、表紙の絵もお互いに違う人とダンスしております。なので、内容を見るまではベアトリスと公爵が仲違いをする展開が書かれると思いました。しかし、公爵との恋を諦めて公爵を避けるベアトリスという感じで、それほど気持ちのすれ違いって感じでもなかったです。ベアトリスが公爵との恋を諦めるきっかけになった公爵の婚約候補って、一体何者でどこへ行ったのでしょうかw そのへんは4作目で書かれるのでしょうか?
 3作目にしてベアトリスの恋が成就したのですが、もう少しシリーズ数を重ねてからそうなっても良かったかもしれませんね。アマゾンレビューで言及していた方もいましたが、恋になりそうでならない関係がもう2~3作品あっても良さそうですね。このへんは意見が分かれるところでしょうねw

 推理小説的要素について。
 2作目よりも本格色はあると思います。解決編を聞いたときはなるほどと思いました。少しヒントもありますしね。
 とはいえ、最後の展開は犯人がちょっとアホでしたねw 犯人は”ベアトリスがみんなに真相を話しても信じる人などいない”というスタンスでべらべら自白したというのに、なぜか焦ってベアトリスを襲って自滅しますw まあ、このあたりはラストの大団円での引き立て役になったのでしょうねw

 総じて、一瞬で読み終えられるほどの読みやすさと、薄味とはいえ推理小説要素もあってバランスが良い作品でした。今作で公爵とベアトリスの関係性が激変するので、次回作はどういった感じになるのかが気になるところです。

No.1 5点 nukkam 2024/02/12 23:57
(ネタバレなしです) 2018年発表のベアトリス・シンクレアシリーズ第3作のコージー派ミステリーです。ケスグレイブ公爵に夢中になり過ぎないようにと自身を戒めるベアトリスが代わりに情熱をささげようとするのが未解決の殺人事件の謎解きで、好都合にも調査依頼が舞い込む展開になります。とはいえ謎解きよりもケスグレイブ公爵との関係のぎくしゃくぶりの方に力が入ったような作品で、これはこれで面白いです。特に過去のシリーズ作品を読んだ読者ならなおさらでしょう(読んでいない読者へも過去の経緯が簡潔に紹介されています)。そのためか謎解きはかなり粗くなって強引に犯人にたどり着いており、最後は犯人そっちのけで2人のプライヴェート面の会話が白熱するという奇妙な場面が用意されています。


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リン・メッシーナ
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