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大聖堂の殺人
ヘイズルリッグ主任警部
マイケル・ギルバート 出版月: 2007年11月 平均: 5.00点 書評数: 1件

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長崎出版
2007年11月

No.1 5点 nukkam 2016/06/16 15:31
(ネタバレなしです) 英国のマイケル・ギルバート(1912-2006)は事務弁護士としてハードボイルドの巨匠レイモンド・チャンドラーの遺言書作成に関わったことでも有名で、ミステリー作家としては1947年に本書でデビューしました。長命に恵まれて作家生活は50年以上に渡りましたが、シリーズ探偵に重きを置かなかったことや様々なジャンルの作品を書いたことで特徴が見えにくくなってしまった作家でもあります。本書は6つの長編といくつかの短編に登場するヘイズルリッグ主任警部シリーズの第1弾となる本格派推理小説です。登場人物リストに人物プロフィール(学歴や家族構成)を紹介しているのがとても珍しいです。デビュー作ゆえでしょうか、丁寧に描いてはいますが文章が硬くて物語のテンポは重く、人物の個性も感じられません。現場見取り図やマニアックなクロスワードパズルなど本格派らしさは十分にありますがちょっと地味過ぎですね。


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マイケル・ギルバート
2007年11月
大聖堂の殺人
平均:5.00 / 書評数:1
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