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[ 警察小説 ]
ドラゴンスリーパー
パイルドライバーシリーズ/改題『県警猟奇犯罪アドバイザー・久井重吾 ドラゴンスリーパー』
長崎尚志 出版月: 2018年04月 平均: 6.00点 書評数: 2件

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KADOKAWA
2018年04月

KADOKAWA
2020年09月

No.2 6点 ぷちレコード 2023/01/03 22:21
主人公は神奈川県警の元刑事・久井重吾と若い刑事・中戸川俊介。久井は「パイルドライバー」の異名がある。取り調べが脳天に杭を突きさすように鋭いからだ。県警の依頼で、退職後も捜査にかかわっている。相棒の中戸川は今どきの若者で、自らの刑事としての適性に疑問を感じている。
物語は、久井の元上司が残酷な手口で殺されるところから始まる。未解決となっている十数年前の少女殺しと手口が似ていた。二つの事件を繋ぐ糸は何か。中国を闇で操る秘密結社の存在が浮上し、県警の公安部門も不可解な動きを見せるなど、どんでん返しの連続。
事件解決後のラストシーンは映画のような余韻が残る。

No.1 6点 HORNET 2021/04/04 19:34
 “パイルドライバー”の異名をとる元刑事・久井重吾の元に訃報が届いた。元上司だった諸富幸太郎が残酷な手口で殺害されたというのだ。しかも十三年前の未解決少女殺害事件の手口と酷似していた。イマドキの刑事・中戸川俊介とコンビを組み、アドバイザーとして捜査を開始した久井。やがて、諸富が引退後も追っていた未解決事件の裏に、不法滞在中国人―鼠族の存在が浮かび上がり、県警警備部も事件を追っていることが判明。直後、第二の殺人が…。謎が謎を呼ぶ事件の犯人の正体は?進化を遂げた警察ミステリー。(「BOOK」データベースより)

 読ませる。中国系の犯罪結社の話はちょっとややこしかったり、やや短絡的な感もあったが、それらと中学時代のいじめの話との関わらせ方はなかなか面白かった。何より展開がスピーディかつ読み易く、前作「パイルドライバー」に続いて著者の作品には好感がもてる。


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