海外/国内ミステリ小説の投稿型書評サイト
皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止 していません。ご注意を!

[ その他 ]
たったひとつの、ねがい。
入間人間 出版月: 2012年11月 平均: 6.25点 書評数: 4件

書評を見る | 採点するジャンル投票


アスキーメディアワークス
2012年11月

No.4 5点 ボナンザ 2025/01/19 19:13
中々うまく仕掛けたなという感じ。
度を越した描写も読者の思考を奪うための罠と思うとしてやられた。

No.3 7点 メルカトル 2025/01/17 22:30
今日、俺は思い切って結婚を彼女に持ち出してみた。その瞬間。あんな――あんなことが起こるなんて。それから、僕のもう一つの人生は始まった。
Amazon内容紹介より。

入間人間と云う作家は『探偵・花咲太郎は閃かない』の様な駄作を書くかと思えば、本書の様な秀作を書くのだから油断なりません。個人的には大変面白かったとしか言えません。特にプロローグとエピローグが。ただ推測に過ぎませんがプロローグの途中で脱落者がかなり出そうな感じはします。まあそういった小説ですよ。察してください。内容に関しては書きません。まっさらな状態で読んで頂きたいと思いますので。

四章では驚かされ、エピローグではそれまでややモヤモヤしていて物が回収され、ああそうだったのかと衝撃を受けました。
長きに亘って積読状態だった本作は、漸く私の目にとまり日の目を見ました。良かったね、と自分自身にも本書にも語り掛けたい衝動が止まりません。本当に読んで良かったと思わされる作品でしたね。

No.2 6点 ことは 2023/05/13 17:39
プロット、キャラクターとも、いかにもラノベで、仕掛けもわかりやすい。
ただ、1章はすごくいい。キャラクター描写も魅力的で、だからあの展開はいやな気分にさせられる。感情が動かされるのはすごいことなので、これで採点はおまけ。

No.1 7点 Kingscorss 2020/09/18 13:12
ライトノベル全般が好きではないのですが、これは面白いと薦められたので読了。
結論から言うと期待してなかった分楽しめました。

表紙も作者も完全にライトノベルなのでそういうつもりで読み始めるとかなりびっくりすると思います。理由はライトノベルとは程遠いグロ描写が多いからです。

内容はあまり書かないほうがいいと思いましたが、どういうやつかだけでもわかると好奇心の触手が伸びると思うので簡単に書くと、復讐ものです。これ以上は実際読んでみて下さい!

いや、最後完全に騙されました。多少アンフェアっぽいですが、ラストは割と衝撃的でした。読了後に一瞬????となりますが、意味がわかるとなるほどと思いました。そうきましたかと。

ライトノベル作者なので文体もやや物足りなく、キャラクターも割と薄っぺらいし、作中のある重要キャラはいかにもラノベキャラという感じで正直いなくてもよかったんじゃないかとも思いましたが、作品の構成や仕掛けのプロットはなかなか良くできていたと感じました。

グロ注意ですが、なかなか仕掛けが変わっていて、楽しめたミステリーなのでおすすめです!(グロいのダメな方にはおすすめしません)


キーワードから探す
入間人間
2013年12月
僕の小規模な自殺
平均:5.00 / 書評数:1
2012年11月
たったひとつの、ねがい。
平均:6.25 / 書評数:4
2009年12月
探偵・花咲太郎は閃かない
平均:2.00 / 書評数:1
2008年05月
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん5 欲望の主柱は絆
平均:6.00 / 書評数:1
2008年04月
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん4 絆の支柱は欲望
平均:5.00 / 書評数:1
2007年06月
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 幸せの背景は不幸
平均:6.00 / 書評数:1