皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
[ その他 ] 鍵 |
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谷崎潤一郎 | 出版月: 1957年01月 | 平均: 6.00点 | 書評数: 1件 |
中央公論社 1957年01月 |
新潮社 1964年01月 |
新潮社 1968年10月 |
中央公論新社 1973年12月 |
中央公論新社 2017年05月 |
ゴマブックス株式会社 2017年07月 |
No.1 | 6点 | 蟷螂の斧 | 2019/06/07 23:59 |
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著者の「途上」や「私」は江戸川乱歩氏や横溝正史氏に多大な影響を与えたとのことです。その点についてはあまりピンとくるものがありません。つまり、二作品はそれほどミステリー要素があるとは思えないからです。しかし、ある書評に本作「鍵」はまさにミステリーであるとあり、棚から引っ張り出し再読してみました。本作は「猥褻か芸術か」と世間を騒がせたことで有名で、また何度も映画化されていますね(先月、逝去された京マチ子さん主演作もあります)。表紙と挿絵が棟方志功氏によるもので、全編日記形式であるのが珍しいです。性愛小説の端緒的作品?。ミステリー的には娘の関与が最大の謎でした。
(追記~横溝正史氏は昭和32年刊行開始の新書版谷崎潤一郎全集の月報で「鍵」に言及。本作を探偵小説であると言っています。) |