海外/国内ミステリ小説の投稿型書評サイト
皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止 していません。ご注意を!

[ SF/ファンタジー ]
長く暗い魂のティータイム
私立探偵ダーク・ジェントリーシリーズ
ダグラス・アダムス 出版月: 2018年03月 平均: 7.00点 書評数: 1件

書評を見る | 採点するジャンル投票


河出書房新社
2018年03月

No.1 7点 Tetchy 2018/07/01 22:37
今回ジェントリーが挑むのは密室殺人。しかも相手は“神”?という、初っ端から飛ばす訳の分からない作品だ。
1作目もそうだったが相変わらずその内容は取っ散らかっており、どこに向かって物語が動いているのか、途中まではさっぱり解らない。
最初に起きる事件とはニューヨーカーでありながらもニューヨークにほとんど住んだことがない旅行記事のフリーライターであるケイト・シェクターが出くわす突然のヒースロー空港での爆破事件。
次はダーク・ジェントリーが依頼人の許を訪れると、そこには依頼人の首なし死体があり、その首はレコードのターンテーブルに乗っており、しかも犯行現場は密室状態なのだ。
更に元秘書ジャニス・スミスがチェックイン・カウンターの受付をやっており、それが事件後行方不明になっている。
このように本格ミステリと失踪人捜しと云う私立探偵小説の2つの要素が組み合わさったど真ん中のミステリ的展開と思いきや、早々にその期待を裏切るかのように人外の者が現れる。

今回は事件のカギを握る人物の独白で真相が語られるというお粗末な内容となったのは否めない。

アダムスの逝去でたった2作で完結を迎えたダーク・ジェントリーシリーズ。こんなカオスな探偵小説を書き継げる作家はいないだろう。まさにワン・アンド・オンリーの探偵小説だった。


キーワードから探す
ダグラス・アダムス
2018年03月
長く暗い魂のティータイム
平均:7.00 / 書評数:1
2017年12月
ダーク・ジェントリー全体論的探偵事務所
平均:7.00 / 書評数:1
2006年08月
ほとんど無害
平均:3.00 / 書評数:1
2006年06月
さようなら、いままで魚をありがとう
平均:7.00 / 書評数:1
2006年04月
宇宙クリケット大戦争
平均:6.00 / 書評数:1
2005年09月
宇宙の果てのレストラン
平均:4.00 / 書評数:1
1982年12月
銀河ヒッチハイク・ガイド
平均:6.00 / 書評数:2