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[ 警察小説 ] 贖い主 顔なき暗殺者 ハリー・ホーレ刑事 |
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ジョー・ネスボ | 出版月: 2018年01月 | 平均: 5.33点 | 書評数: 3件 |
集英社 2018年01月 |
集英社 2018年01月 |
No.3 | 5点 | びーじぇー | 2023/11/27 21:57 |
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二〇〇三年のクリスマスシーズンを背景に、三人の視点で進行する。ハリー・ホーレと救世軍メンバーのヨーン、そして残る一人が何者かの命を狙う準備をしている殺し屋だ。
やがて、オスロの街頭で殺し屋は救世軍メンバーを射殺する。衆人環視の中の大胆不敵な犯行だ。ところが、目撃者たちの証言は頼りにならないものばかりで、難渋する。一方、殺し屋は自分が射殺した人物が本来の標的ではなかったことに気付き、再び行動を開始する。 ここからはハリー対殺し屋の駆け引きが主眼となってゆくのだが、殺し屋サイドには予想もしないような展開が待ち受けているのみならず、過去のエピソードも用意されており実にドラマチック。 北欧ミステリらしく社会性を重視しつつ、米国ミステリファンのエンタメ性も意識した作風が作者らしい。 |
No.2 | 5点 | 八二一 | 2020/08/22 18:26 |
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逃走する暗殺者のパートは緊迫感が高い。少年の不安定さ、歪んだ性格、強烈な悪夢が不協和音を奏でる。 |
No.1 | 6点 | 猫サーカス | 2018/05/21 18:49 |
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オスロ警察の刑事ハリーの活躍を描くシリーズの第6作。クリスマスシーズンの街頭コンサートで射殺事件が起き、ハリーがクロアチアから来た暗殺者を追う。入念な犯罪計画と、その先にある意外な真相に驚かされる。ハリーを含む3人の人物の行動を描く序盤の叙述も、場面転換の手法が凝っていて印象深い。演出も構成も工夫の凝らされたミステリ。 |