海外/国内ミステリ小説の投稿型書評サイト
皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止 していません。ご注意を!

[ 本格/新本格 ]
見なれぬ顔
日影丈吉 出版月: 1958年01月 平均: 5.00点 書評数: 1件

書評を見る | 採点するジャンル投票


和同出版社
1958年01月

国書刊行会
2002年10月

No.1 5点 nukkam 2016/01/17 02:09
(ネタバレなしです) 日影丈吉(1908-1991)は幻想的な文体の作家として名高く、長編短編どちらにも良作があります。1949年に短編作家としてデビューした彼の長編第1作が1957年発表の本書です(「見知らぬ顔」というタイトルで出版されたこともあるようです)。本格派推理小説に分類できる作品でところどころで推理もしてはいますが、敗戦後の世相がまだ混濁していた時代に職を探して上京した主人公の加東の紆余曲折の世渡り描写がプロットの主眼になっています。これはこれでなかなか読ませる面白さがありますが、その分謎解きとしては少々物足りなくなってしまったことは否定できません。


キーワードから探す
日影丈吉
2003年09月
殺人者国会へ行く
平均:5.00 / 書評数:1
2003年07月
怪奇探偵小説名作選〈8〉日影丈吉集―かむなぎうた
平均:8.00 / 書評数:1
1992年04月
平均:7.00 / 書評数:1
1990年05月
夕潮
平均:6.67 / 書評数:3
1989年12月
泥汽車
平均:7.00 / 書評数:1
1987年12月
地獄時計
平均:4.00 / 書評数:1
1981年11月
一丁倫敦殺人事件
平均:5.00 / 書評数:1
1965年01月
多角形
平均:5.00 / 書評数:1
1963年01月
孤独の罠
平均:5.50 / 書評数:2
移行死体
平均:5.00 / 書評数:1
現代忍者考
平均:5.50 / 書評数:2
1961年01月
恐怖博物誌
応家の人々
平均:6.50 / 書評数:4
女の家
平均:7.00 / 書評数:1
1960年01月
非常階段
平均:5.00 / 書評数:1
善の決算
平均:7.00 / 書評数:1
1959年01月
真赤な子犬
平均:6.33 / 書評数:3
内部の真実
平均:6.50 / 書評数:2
1958年01月
見なれぬ顔
平均:5.00 / 書評数:1