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ミステリの祭典

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J.Mascisさんの登録情報
平均点:6.60点 書評数:5件

プロフィール| 書評

No.5 8点 今昔続百鬼 雲
京極夏彦
(2001/11/18 19:33登録)
「この画集には、幾重にも意味が織り込まれているんだよ」と多々良の台詞に、構成が集約。シャーロックならぬシュロック・ホームズを思わせた。


No.4 9点 神曲法廷
山田正紀
(2001/11/09 23:30登録)
ダンテの「神曲」との暗合が独特の雰囲気を醸す。「神」はウロボロス連作でいう処の「大文字の作者」とも読める。最後の崩れ落つる大伽藍はかなりの力技だが「神曲」の下地が効いていて作品的には自然に思える。


No.3 2点 陀吉尼の紡ぐ糸
藤木稟
(2001/10/10 22:37登録)
京極と藤木。宇多田と倉木。OasisとWINO。


No.2 5点 六人の超音波科学者
森博嗣
(2001/10/10 22:34登録)
残念ながら凡作か。「キャラ立ち」が言われる森作品だが、正直そろそろ飽きて来た感在り。
これからの作品に期待。


No.1 9点 盤上の敵
北村薫
(2001/10/10 22:27登録)
[善意]の人を描くのが上手い作者だからこそ描ける[悪意]とそれによる痛み。ミステリの仕掛けも繊細な筆致で組み立てられる。こういう作品に出会えた事はミステリ読みとして大変幸福な事。

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