home

ミステリの祭典

login
寿司芸者さんの登録情報
平均点:6.43点 書評数:30件

プロフィール| 書評

No.10 7点 紅蓮館の殺人
阿津川辰海
(2026/04/21 17:32登録)
構造的に仕掛けられた大技は秀逸!
こういうのを期待していた、という興奮とともに読み進められた。

対照的に、決定的場面で突き付ける推理は小技でセコい。。
折り目が無いはまだしも、ずっと鞄の紐を握ってたからとか言われても…

大技が書けるんだ、小技ぐらい磨け!
将来期待は大なり。


No.9 5点 星くずの殺人
桃野雑派
(2026/04/11 14:41登録)
舞台設定とか環境描写とかはまぁまぁ面白く読めた。
ミステリーとしてはなんだかなぁ。
EMPを便利概念として使い過ぎ。
例え原理として成立するとしても、カタルシス感じる解ではない。
電磁石による真空の出現とかは、こじつけであり、伏線回収とはならなかったし。
読み易く、前半は楽しかっただけに残念。


No.8 9点 地雷グリコ
青崎有吾
(2026/04/08 13:55登録)
唸らされる作品っ!
ゲームとミステリーの高度なハイブリッドがお見事。ひとつひとつはおふざけ日常イベントなのに、毎回ハイテンションな描写で、紛うことなき圧巻の伏線回収っ! きもちよっ。そして、エンディングが淡くて純粋な青春展開なのも良い!
流石は「1週間で3冠」作品っ!


No.7 5点 死と砂時計
鳥飼否宇
(2026/04/08 13:39登録)
小品が連続する感じ。
世界観設定が特殊で脳内イメージが難しかったが、それも悪くないスパイス。
さすがに最終展開は、途中でネタバレ感が強かった。
が、それよりなにより、ラストが悪ふざけし過ぎで、少し気持ち悪い読後感。


No.6 8点 インシテミル
米澤穂信
(2026/04/08 13:07登録)
面白い!
本格感を感じるクローズドサークルもの。
賞金ボーナスの概念を組み込んだことで、最後の二人になる前で展開へと進んだ点に唸らされる。
最後、これだけ匂わせたのだから、続編出てくれないかなぁ~。


No.5 4点 楽園の蝶
柳広司
(2026/04/08 12:53登録)
※改題された文庫版『幻影城市』を読了
まぁラノベ。読み易いが面白みは薄い。
満州風味を浅く広くまぶしてある感じ、あの時代が好きな人には物足りない。
なにより、なんか謎はあったっけ?
後、幼年時代の薄い縁の友達の仇って・・・わかるけどもうちょい書き込まんと伝わらんよ。


No.4 7点 そして二人だけになった
森博嗣
(2026/04/03 12:07登録)
惜しい、の一言。
壮大な奇想作品になれた筈なのに、評価の分かれるサイコ作品に。
それでも読後感は悪くなく、解釈争議が交わされるのもまた佳し。

盲目の天才物理学者、入れ替わり、双子、複数のアンカレイジ、海橋崩壊と、舞台装置のラインアップは一品。展開も軽快で500頁の半分時点でもう二人だけ(?)になっています。

そこからは冗長。加えて、観測者の数だけ解釈がある感じに。
個人的には、読み返した時に「あぁ、だからここで、この台詞、展開かぁ」をもっと盛り込んで欲しかった。。


No.3 2点 ロシア紅茶の謎
有栖川有栖
(2026/03/27 10:33登録)
クソつまらない……。

叙述トリック等という魅力的なものではなく、
こじつけのようなせせこましい話のオンパレード。。

もう少し、面白かった記憶があるがなぁ。
初期の技量だし、短編は苦手ということかなぁ。

クイーンの国名シリーズと並べて、フェアを開く書店にも問題あり。
並べちゃイカンやろぉ。


No.2 2点 黄昏の館
笠井潔
(2026/03/27 08:01登録)
物語が動かない、200頁ぐらいまで苦痛。

では動いたら魅力的な展開になるかというと、そうでもない。
伝奇ホラーかトンデモ論か、いずれにしてもミステリーではなく、
謎解きのカタルシスも無い。

悪戯に「洋館の存在」があるだけに、雰囲気を漂わせてはいるが、
最後まで”雰囲気だけ”で終わった。


No.1 1点 聖女の毒杯
井上真偽
(2026/03/27 06:56登録)
ひどいな、これは……さすがに。

”考えられる犯行仮説をすべて挙げていき、それらを逐一しらみつぶしに排除していけば――その終点に、否定しきれない可能性(真実)が残る”

というのがコンセプトであろうし、このように書けばカッコよい印象を持たれるだろう(という思惑が透けて見える)。しかし、その印象を作品に昇華させる力量に欠けていた。

400頁弱を費やして、魅力的でもなんでもない幼稚な仮説と、その重箱の隅をつつくようなどうでもいい反証が羅列されていく。勿論、ドキドキもワクワクもしない。時間泥棒と呼ぶべき犯罪行為……。

まだお若い方だと思いますので、研鑽を積まれて、いつか傑作が書けるように頑張ってください。

30中の書評を表示しています 21 - 30