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ミステリの祭典

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ミリさんの登録情報
平均点:6.20点 書評数:5件

プロフィール| 書評

No.5 6点 分身
東野圭吾
(2010/04/19 15:28登録)
二人の対面に期待が膨らむ中、このラストはきれいにまとまっていました。二つの話が重なった時、くどい説明などを入れず、印象的に終わらせたのがよかったです。


No.4 4点 楽園
宮部みゆき
(2010/04/12 01:05登録)
事件のキッカケになる少年の「超能力」の謎がどのような合理性で説明されていくのかと読み進めていくと、いつの間にかその謎が当然のように解決されていて残念だった。


No.3 4点 墜ちていく僕たち
森博嗣
(2010/02/17 16:14登録)
詩的な言い回しなどリズミカルに読めたが、内容的にいうと、排他的な考察がクドク感じた。他人(異性)への憧憬も、自分ではない何かを羨むある意味“逃避”感が強く印象に残って、同調する前に一人でどんどん進んでいってしまう感じだった。


No.2 8点 『吾輩は猫である』殺人事件
奥泉光
(2010/02/08 10:26登録)
夏目漱石の『吾輩は猫である』が大好きです。その後のお話として書かれた本書は楽しい想像みたいでとても楽しめました。世界観もすんなり入って行けた。


No.1 9点 孤宿の人
宮部みゆき
(2010/02/07 01:51登録)
歴史時代小説だが、登場人物のゆれる感情が伝わってくる。
不幸なほうだが、その純粋さは人をやさしくする力を持っているということを示すようにほうを助けようとする人がほうの周りには現れる。だがやさしさを持つ者にも暗い影があり、人はみな誰もがそのどちらをも併せ持ちながら生きていることに気付かされる。
ほうは阿呆の呆と名付けられた名だが、加賀様から頂くことになる漢字の当て字がその成長を裏付けるように変えられていくことに感動した。

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