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ミステリの祭典

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エイドリアン・アドニスさんの登録情報
平均点:6.60点 書評数:5件

プロフィール| 書評

No.5 10点 時の鳥籠
浦賀和宏
(2004/02/14 22:55登録)
浦賀の心に堆積した膿のような物を一気に吐き出したかのような迫力と不快感が同居する、異形の小説。
非常に現代的でもあり、あの「エヴァ」ブームに通じるところもある。だからこそ一般受けはしないんだろうけど。


No.4 8点 記憶の果て
浦賀和宏
(2004/02/14 22:51登録)
面白い「小説」と思ったが、同時にいかにも19才が書いたような青臭さが気になり、この点となったけど、次作「時の鳥籠」の衝撃度が強烈で、セットで評価しなければならない代物と思う。
「閉じられた世界」の美しさが良い。


No.3 3点 安達ヶ原の鬼密室
歌野晶午
(2004/02/14 22:48登録)
大仕掛けなトリックが、かなり前半で読めてしまう。
斜め屋敷のような、突き抜けたバカバカしさが欲しかった。他の二つのエピソードも中途半端。


No.2 8点 殺戮にいたる病
我孫子武丸
(2004/02/14 22:45登録)
やはりどんでん返しは凄いと思ったけど、あと味悪過ぎ。
終わり方は凄いカッコイイのに、再読したいと思えない。
その分マイナス2だけど、未読の人で騙されたい人は必読でしょう。ラストシーンは軽くトラウマ。


No.1 4点 重力ピエロ
伊坂幸太郎
(2004/02/14 22:42登録)
あまりの好評にかなり期待して読みましたが、いまいちでした。その理由は、
1、先の読めるストーリー。
2、漫画的なキャラ設定。
3、オリジナリティのないエピソードの数々。
ミステリーではないのは確かだけど、人間ドラマとしても薄味。映画化されそうな気もしました。

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