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ミステリの祭典

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誘拐症候群
症候群シリーズ

作家 貫井徳郎
出版日1998年03月
平均点6.80点
書評数5人

No.5 6点 たかだい
(2024/11/09 10:28登録)
「症候群」シリーズの2作目で、今回の主題は誘拐となります
自らは矢面に立たず、ネット上のやり取りで人身掌握した女らを実働役にした幼児誘拐を仕掛け、比較的少額の身代金を要求する事で営利誘拐を成立させる
こういったミステリー作品には知能派な輩は数多居るが、作中の黒幕「ジーニアス」も先述の手口を駆使する中々狡猾な知能犯だと読んでいて楽しかった
前作に比べるとエンターテイメント性は抑え気味な気はしたが、誘拐をテーマとしたミステリーとして純粋に面白い一作かと思います

No.4 7点 itokin
(2009/03/10 14:09登録)
内容も最後の衝撃度も「慟哭」程ではないが全編を通じて楽しめた。

No.3 7点 VOLKS
(2007/12/23 20:44登録)
症候群シリーズ、1作目「失踪…」よりも奇抜さがあり、3作目「殺人…」よりも抑えた感じで、個人的にはこれが1番楽しめた。

No.2 5点 シーマスター
(2007/12/19 22:48登録)
事件の構成や展開は「失踪・・」より面白かったが、解決にあたり今回も大穴を当てるような偶然に助けられるのはチョットね・・・
2群の誘拐はともに頭脳的で見事に遂行されるため、どれほどの犯人達かと思いきや・・・・・・(「失踪」ほどではないが)
環の追い詰め方もスクラムトライの如く力ずくで「スマートさ」からは程遠い。

前作では殆ど無機質だった武藤が今回は主役級となり、彼の人間性が少し見られるのは興味深かった。
その反面、全体的な人間描写は前作ほどの体臭を感じられず。

No.1 9点 いけお
(2007/10/10 12:01登録)
重い。激しい展開。
そのギャップに感心するとともに夢中になって読みました。

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