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ミステリの祭典

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そして二人だけになった

作家 森博嗣
出版日1999年06月
平均点5.75点
書評数52人

No.12 6点 モトキング
(2003/12/09 14:26登録)
良く出来た作品。ただ、トリックやストーリー展開は、そんなに目新しくもなく、水準以上の佳作という感じ。
森博嗣もS&Mシリーズで一度、叙述トリックをやっていたので、まあ、「叙述トリックもやる作者」という認識で読めばトリックは一目瞭然。
最後の結末というか「ねじれ」は、賛否両論あるが、森博嗣ならば、あの結末を作るだろうと思う。というか、あのラストが最も森作品っぽい。
この作品で特筆すべきは舞台設定。近年増えてきた海峡を横断する大橋梁の、いわゆるでかすぎるアバット部分…通称:アンカレイジに着目したのは素晴らしい。
近年は、古来から慣れ親しんできた「怪しげな洋館」とか「山奥にある旧家の大邸宅」とかをほとんど見かけなくなり、あまりに若い人たちにはなかなかに時代錯誤的なイメージが付きがちな本格モノだが、舞台を最新の技術力の結集である土木構造物に設定した点は、新鮮な試みだと言える。この分野でもこういった枠が広がっていくかも。さすが現役理系大学助教授というところか。
ただ、特殊な地形に立てられた高度なテクノロジーの集結物であるからこそ、一般にあまり馴染みが無く、説明的描写が厳しいかなとも思う。
それと、トリックのための「2つあるべき理由」が無理なく納得出来ることが、この舞台設定の一番の巧さだと思う。

No.11 6点 テツロー
(2003/11/03 23:29登録)
 ネタバレ込みですが。

 クイーンの「神の灯」の更に上を行く大トリック、それ自体は大層すばらしい。すばらしいのですが、何でそこまででまとめないのかぁーっ!! という文句が、やはりどうしても出てしまいますね。2人1役の部分や最後の落ちは、それだけで別の作品に仕立てるべきじゃないかなぁ、と。
 キャラクター的には、インタビューの部分の描写は割りと好きな描き方なのに、ストーリー部分だと少々鬱陶しいと感じてしまう。そこら辺りちぐはぐに感じてしまうのは、内的人格の違いという設定があるから、仕様がないのかもしれませんが。
 アンカレイジ脱出行の部分は、パニック物の映画みたいで良かったです。

No.10 9点 なな さんいち
(2003/09/07 09:59登録)
僕はこのラスト、好きです。
森さんは、ラストでよくひっくり返してくれるから好きです。
トリックも森博嗣作品で一番好きです。
ほんと、すごく良かったんですけど、犀川&萌絵シリーズのように人物に惹かれなかったので、評価10まではいかない。

No.9 8点 ディラン
(2003/07/27 12:34登録)
 かなり好きです。大好きです。物語の設定自体からしてすごく惹かれます。
 ただ、皆さんがおっしゃるように、最後の最後であのようになってしますのは多少ひっかかります。そこまで10点満点だった感動が8点になってしまうような感じで、少しさびしい気がしましたが、この後に残る寂しさがまたなんともいえないえず胸を揺さぶるような。ここで10点満点の感動にならないあたりが、わたしは「凡人」という証なのかも知れません。

No.8 7点 ガッチョン
(2003/06/30 12:49登録)
うおお、凄いトリックだ!これこそ天才と崇めたてられも仕方ない天才のトリックかも・・・と思ってたら、
だああ、宮原さん、それを言っちゃあいけませんよ。という感じ、それ以降は暴れすぎ、暴れに暴れて至った結末。ああ、かなりもったいない作品だなあ、とつくづく思う。本来は8点だけど、そんな色々な葛藤があって7点。でも最近は、やっぱりこれでもいいかも、とか思えてきたりして・・

No.7 8点 tokage
(2002/09/30 14:55登録)
最後のどんでん返しがなくても十分成り立ちそうなところをあえてひっくり返す、だからこそ森博嗣なんだろうなという作品。

No.6 9点 G?予想家K
(2002/03/20 15:53登録)
終盤の展開に「うおー!すげー!!」と反応するのか「え、どーゆーこと?そりゃないぜ」となるかで森博嗣作品とのシンクロ率がわかるのかも。長さを感じさせず、楽しめました。

No.5 6点 閑蠢
(2001/11/23 17:41登録)
やっぱりラストは不満。
それまではぐいぐい読ませるのに、なんか最後で
無理矢理ねじまげた印象を受けました。
オーソドックスに終わってたらそれはそれで満足
してたと思うんだけど・・・・ノンシリーズ初長編の気負い?

No.4 6点 jyungin
(2001/11/20 21:45登録)
トリックはわからんかった、なるほどこのシュチュエーションでないと出来ない。構成上、説明的記述が多くなり、ちょっと退屈。最後のどんでん返しは、繰り返し強調されるテーマを浮かびあがらせたかったんだろうけど、全然納得いかない。

No.3 4点 十六夜
(2001/07/26 12:24登録)
物語の構成で先が読めてしまう。
最後も夢オチみたいで俺はいや。

でも、文体は好みかな。

No.2 10点 オリオン
(2001/06/02 17:48登録)
最後のどんでん返しはさすがですね。そこまでやらなくてもと思う人もいるでしょう。僕は大好きです。

No.1 7点
(2001/04/22 23:26登録)
キャラがそれほど立っていないので
森作品の中では好きなほう。
まートリックなどは読んでいるうちに分かってくるのだが
ラストのどんでん返しはさすが森博嗣だと思った。

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