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ミステリの祭典

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真夏の方程式
探偵ガリレオシリーズ

作家 東野圭吾
出版日2011年06月
平均点6.15点
書評数27人

No.7 6点 白い風
(2012/01/02 22:57登録)
事件の重要な当事者が中学生の少女と小学生の男の子。
ちょっと今までの東野作品に無い傾向だよね。
ジュブナイル的な印象を持ったけど、楽しめました。
途中で真相にたどりつきそうだったけど、ラストはやっぱり東野作品、驚きと共に楽しめました。
ただ、トリック的には普通だったね。

No.6 5点 モグ風
(2011/09/21 20:42登録)
東野さんの作品としてはイマイチかな??
期待しすぎていたためちょっとコメントが難しい

No.5 7点 まさむね
(2011/09/06 20:52登録)
 「容疑者X~」と比較してしまうのは,内容的にも止むを得ないところでしょう。そして,プロットの精巧さにおいて,「容疑者X~」に軍配が上がってしまうのも止むを得ないところだと思います。
 とはいえ,評価したい点も多くありました。何といっても,恭平少年の存在が大きい。また,科学と経済と環境との関係も,まさにこの時期を的確に反映していて意義深いと考えます。作品ごとに確実に人間味が増している湯川氏も見所の一つでしょう。
 あくまでも個人的評価ですが,探偵役の好き嫌いで言えば,加賀>湯川。しかし,同時期の作品で評価すれば「真夏の方程式」>「麒麟の翼」ですね。

No.4 6点 kanamori
(2011/06/29 20:18登録)
被害者がその場所に赴いた理由とか、過去の人間関係や事件が現在の事件の謎をとく鍵になる構成など、細かいプロットが違っていても「麒麟の翼」とよく似たありがちのストーリーかな。
ただ、探偵と少年の交情、少年の成長物語のような味わいの小説が好みなので甘めの採点になった。もっとも、その部分も海外のハードボイルド小説を想起させはしますが。(そちらは「真夏」ではなく「初秋」)

夏休みに中高校生が図書館で借りて読むのに最適な小説だと思うけれど、都内の図書館の予約件数を調べてみて驚いた。刊行後1か月も経ってないのに、世田谷区の720件をはじめ目黒区、大田区も600件を超えていた。

No.3 5点 mozart
(2011/06/17 11:11登録)
場面が行ったり来たりするのがやや気になるものの、そこそこテンポ良く読み進むことができた。「科学ミステリー」のテイストも適度にある方だと思う。少年との交流も新鮮だったし。ただ、過去の殺人も、今回の事件の発端となった「殺人」も動機が不十分だと思う。特に、後者の方は、放っておいても害があるとは思えなかったんじゃないかな。個人的な恨みがあったわけではないし。少なくとも、「殺人」という犯罪は犯人がよほどの「異常者」でもない限り、相当の理由がないとできないんじゃないだろうか。
「献身」に守られた側である「犯罪者」に対する湯川の態度が、「容疑者X」のケースと随分違うのは、単に「献身」した側の人物が、今回は自分の親友でも何でもなかったから、とするのなら、意外とガリレオも私情に流されるのかな、と。

No.2 5点 ムラ
(2011/06/14 19:34登録)
一定水準以上の面白さあり、科学と環境を両てんびんにかける話は原発問題に重点を置いているいまもっともタイムリーな話の気がする。
テンポや人物描写や話の完成度も高い。。
ただ、期待してたガリレオシリーズとは少々違う感じだったかなぁ。Xの献身とまではいかなくても聖女の救済くらいの驚きとミスリードが欲しかった。それだけが非常に残念。テーマが献身なだけに、容疑者Xのオマケストーリーに留まっているかんも否めない。

No.1 9点 akkta2007
(2011/06/13 12:40登録)
物理学者「湯川」の今までにない、一面を見た感じ・・・
草薙とのやりとりも今までとは違う意味で新鮮であった。
ストーリーとしての流れもよく、どんどん引き込まれていく感じ・・・事件の結末はなんとなく想像できたが、どんでん返しがあるのは思っていたとおりであった。

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