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ミステリの祭典

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私が彼を殺した
加賀恭一郎シリーズ

作家 東野圭吾
出版日1999年02月
平均点6.25点
書評数48人

No.8 5点 k−t
(2004/01/29 20:30登録)
「どちらかが」を読んでからだとインパクト薄ですね。作者は苦労しただろうなーと笑。ミステリーの内容としては大して面白くないです。「どちらかが」だけでよかったんじゃないかな。

No.7 4点 sophia
(2003/12/20 12:22登録)
ネタバレあり

トリックに関して犯人の思慮が足りなすぎます。あのやり方では後から警察が指紋を調べればすぐばれてしまいますよ。「どちらかが彼女を殺した」の反省を生かして手がかりを明瞭にしたのかもしれませんが、それによってまた別の問題が発生してしまいましたね。この方のチャレンジ精神は買いますが、このシリーズに関しては成功しているとは言い難いです。この形式で傑作を書くのは不可能ではないでしょうか。

No.6 7点 元FLUGELSファン
(2003/12/11 08:35登録)
前作どちらかがよりは一応証拠らしきものがあるので良かったです。
そこら辺の改善点にこの点数。でもトリックは簡単すぎますわね。
やはりこの手の袋とじという手法で証拠をしっかり揃えたフェアなトリックとなると、どうしてもこれくらいのレベルになってしまうのでしょうか。
もしくは最近の小説がメイントリック以外に大どんでん返しを狙ったひねくれたものばかりで、それに慣れてしまっているだけかな?
純粋に推理を楽しむシンプルさという点ではやはり評価できる作品かも。

No.5 7点 ごんべ
(2003/07/08 17:51登録)
ミステリ好きを自負していても、所詮はこんなもんなですよ。袋とじ解説の手引き(文庫本を読んだのですが)を読んで漸く犯人が判ったと言うか、確定できた(犯人確定の為の筋道をちゃんと立てられた)と言うか…
ああ情けない。
構成としても容疑者たちの視点から描くと言うのは、それぞれの立場による言い分を楽しめたしね。

でもこう言う犯人当てで、確実な解答がないのって、読者的にはいくら手引きがあったとしてもかなりストレスがたまってしまうのじゃないのかな?その辺のケアを出版社や作者はどのように考えているんでしょうかね。

No.4 4点 okuyama
(2002/09/22 13:23登録)
「解答を書かずに読者に犯人を当てさせる」作品としては、ほぼ完璧な出来だと思います。容疑者達の視点で書かれているのも効果的でした。
しかし、個人的には、犯人が捕まったり逃げおおせたり、といったオチを楽しみにミステリを読んでいるので、読後感がイマイチでした。犯人は分かるのですが、指紋に問題があると思います。普通にオチがつく作品ならば、そこまで考えずに納得してしまうのですが・・・。

No.3 7点 由良小三郎
(2002/07/15 20:33登録)
殺される人を除いて主要な登場人物が4人であって、ミステリのお約束というのにわりと忠実なつくりでできてますので、犯人あてで評価してはいけないと思うし、犯人わかってもそう自慢できない作品です。まあ、あの犯人以外では作品として成立しにくいので、お約束に忠実なつくりを楽しむ作品です。

No.2 4点 H・M
(2002/07/13 18:18登録)
簡単すぎた。

No.1 10点 亜佐美
(2001/02/13 18:43登録)
犯人分かってうれしかったし、
「どちらかが彼女を殺した」より、
トリックも小説としても凝ってておもしろかったから。

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