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ミステリの祭典

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古代天皇の秘密
神津恭介シリーズ

作家 高木彬光
出版日1986年09月
平均点5.00点
書評数4人

No.4 4点 ボナンザ
(2020/11/21 19:32登録)
邪馬台国が長さの割にあっさりしすぎた感があったのに対し、本作はあちこちテーマが散らばって、しかも大した検証もなしに研三が恭介にひれ伏すので独りよがりに感じられる。

No.3 5点 seiryuu
(2011/01/12 23:22登録)
ベットディテクティブ第3弾。
「成吉思汗の秘密」で教授のアシスタントをしていた女性が事故死していて残念だった。
今回はテーマが多すぎてラストにまとめきれていなかった気がしました。
ラストはナガスネヒコじゃなくて、三宅女史もいることだし
アメノヒボコ関係で〆たら面白かったのに。
今回は「成吉思汗の秘密」のように話に一体感が感じられず、読後感はイマイチでした。

No.2 5点 江守森江
(2010/12/23 11:58登録)
東京タワーも誕生日、真っ先に思いつく乱歩「黒蜥蜴」は以前書評している。
ならば、今日は天皇誕生日。
「日本人ならクリスマスより先ずは天皇陛下でしょ!」って、昭和天皇みたいに誕生日当日に競馬の天皇賞(春)があったワケでなし、平成天皇は年末の傍迷惑な時期に生まれたせいか、国民は祝日の有り難みすら感じずクリスマス〜有馬記念〜正月に流され忘れ去る。
さて本作だが安楽椅子歴史推理の第三弾でネタ切れなのか古代天皇の謎なんてイマイチ興味の薄い題材になってしまっている。
日本史のお勉強じゃないんだし小説なのだから魅力的なお題と面白さも追求してほしかった。
推理する側の人物も神津恭介でない方が良かったかもしれない。
※余談
本日、競艇の賞金王決定戦が開催されるが、公営ギャンブルで天皇賞があるのが競馬だけで、年に春秋二回もあるのは依怙贔屓過ぎる。

No.1 6点 測量ボ-イ
(2009/09/10 20:07登録)
「成吉思汗」「邪馬台国」に続く、氏の歴史シリ-ズ第3弾
ですが、シリ-ズ中一番内容が高度で難しかったです。この
本の内容を十分理解するには、もう少し古代史の勉強をして
おく必要があるかも。
 贅沢いえば、本来難しい事をもう少し易しく書いてもらえ
ると有難かったです。

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