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ミステリの祭典

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ブレイクスルー・トライアル

作家 伊園旬
出版日2007年01月
平均点4.67点
書評数6人

No.6 4点 アイス・コーヒー
(2013/08/28 14:45登録)
IT企業が企画した、会社のセキュリティを一般人に突破させ、成功したものには一億円を贈呈する「ブレイクスルー・トライアル」。元IT企業社員の主人公はある目的を持つ相棒とともに企画に参加することとなる。
それぞれの人物がそれぞれの悩みや背景をもってトライアルに挑む様子は興味を持った。また、第二章で描かれる他の選手たちのサブストーリーもそれなりに楽しめた。ただ、内容が複雑で第一章の「調査研究」に多くのページがさかれてしまい、長ったらしい話になっている。さらに、主人公たちの計画が周到過ぎてアクションも微妙。もう少し軽快でスピード感のあるものにしてほしかった。
第五回このミステリーがすごい大賞受賞作

No.5 2点 ナノ
(2013/05/22 14:06登録)
人物、流れ、表現力、オチ、何をとっても中途半端な印象を受けます。
また、ラストで幾つもの視点が終息したようで全くバラバラのままです。
あと、都合の良い習性を持つ動物を出すのはトリック的に幼稚なのでその点でもげんなりしました。
設定が面白いだけに、残念でした。

No.4 5点 itokin
(2012/05/02 08:25登録)
「このミス大賞」受賞作なので期待して読んだが肝心の後半の盛り上がりがなく、くるくる変わる情景を頭に描くだけで精一杯で読んでいて疲れた。全体に何か中途半端という印象。

No.3 7点 いけお
(2010/02/27 22:45登録)
ミステリ的な興味をそそる謎が足りず、軽い割にややテンポが良くない。
荒削りだと感じたが、それでもセンスを感じる作品だった。
各キャラクターは立っていると思うが、悪い人がいたほうがバランスが良かったかも。

No.2 5点 bage
(2009/11/12 02:25登録)
第二グループがゲームに参加する下地がそこそこ詳しく書かれている割に、いざゲームになると第二グループ視点での展開が少し物足りない。
第三グループに至っては人物設定とちょっとしたアクションのみで、必要性を感じなかった。
これならば、一般参加型のゲームとしてではなく、単に主人公(チーム)が挑む形で良かったのではないかと思う。
こういう話にはもう少し疾走感があった方がいい。

No.1 5点 江守森江
(2009/05/29 23:59登録)
防犯システムを破るゲームに様々な目的で参加する奴らのドタバタミステリー。
最終的には纏まるが何か一味足りない。

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