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ミステリの祭典

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北の夕鶴2/3の殺人
吉敷竹史シリーズ

作家 島田荘司
出版日1985年01月
平均点7.19点
書評数48人

No.8 8点 kenichi
(2003/06/30 00:32登録)
こんなのうまくいくと思って犯行計画立てる人いるか?ってのはあるんですけどね。これぐらいのケレンは必要ですかね。

No.7 8点 ギザじゅう
(2003/03/26 21:59登録)
占星術や斜め屋敷を思わせる大技トリック。
やってくれるぜ。トリックに義経伝説や夜鳴き石を絡ませているのは流石!
サスペンス的な展開もなかなか面白かった。

No.6 8点 由良小三郎
(2002/09/11 21:23登録)
すごい(というのは、いろいろケチのつけようはあるのですが、そのトリックが実行されている情景を思い浮かべると、そういうのが吹き飛んでしまうぐらいの島田さんの大胆さがすごいのですが)物理トリックと、ハードボイルド風のミスマッチが、島田さんにしかかけない小説だとおもいました。

No.5 9点 エラリィ
(2002/09/07 21:35登録)
心霊写真の謎が解けたときは、ほんとうに驚きましたよ。こうゆうのは好きなので、もっとやってほしいですね。

No.4 9点 モトキング
(2001/12/06 14:25登録)
これを御手洗モノとして読みたかったのは、深く同感。
しかしながら恐らく、「占星術」「斜め屋敷」を持ってマニアの間で華々しく名を挙げた島田先生ではあったが、本格がどん底状態のあの時代では、社会派やトラベルミステリー等の当時において「世に受ける作品」を書く必要に迫られたのではないかと想像される。
それでも、ただのトラベル、ただの社会派で終わらないのが島田先生の凄いところ。吉敷シリーズを打ち出し、作品名こそ、その当時はやりの「トラベル物」のように「寝台はやぶさ〜」「出雲伝説〜」「北の夕鶴〜」と銘打ってはいるが、中身はいわゆる本格要素プンプン。
島田先生以外が、「北の夕鶴2/3の殺人」なんて名前のミステリを書いても、私は恐らく手に取らなかっただろう。
もちろん、これは完全に個人の好みです。私は絶対的に「本格モノ」が好きというだけのことですので、「本格」以外が悪いということは全くないのですが、「何々でなければミステリじゃない」とか売れ線が決まっていて、それしか世に出てこない社会ってのは非常に寂しいですね。
だから、自分としては、本格が復興して「新本格」と銘打たれている今の流れが素直に嬉しいです。
そんなこんなで、「作品の出来」プラス「本格不毛の時代にこの作品」という島田先生の心意気にこの点数です。

No.3 6点 元FLUGELSファン
(2001/12/06 13:26登録)
吉敷シリーズに珍しい物理系だけど、これは分かり易すぎだな〜御手洗シリーズみたいな伏線やミスリードも特にないし。
物理系は大好きですが、ここまでくると単なる作者の個人的な趣味に過ぎませんね。ただ、普通の吉敷シリーズよりは自分好みです。

No.2 8点 小太郎
(2001/09/19 18:17登録)
推理面:
吉敷モノにしては御手洗モノのようなトリックが炸裂。

小説面:
吉敷ファンは必見のドラマが展開されます。

No.1 8点 tenkyu
(2001/09/02 06:45登録)
島田氏ならではのトリックが炸裂してる作品。
ただ御手洗潔ものとして読んでみたかった。

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