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ミステリの祭典

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午前三時のルースター

作家 垣根涼介
出版日2000年04月
平均点5.80点
書評数5人

No.5 6点 zuso
(2024/02/08 22:21登録)
旅行代理店勤務の主人公が、少年のベトナム行きにつきそい、彼の失踪した父親を捜し求める物語。
何者かによる妨害の中、主人公の親友とベトナム人運転手、ガイド代わりの娼婦らとチームを組んで冒険を繰り広げる展開がスリリング。車やバイクのこだわりが渋く、少年と父親の再開後の態度に感動させられる冒険小説。

No.4 5点 itokin
(2015/12/05 10:16登録)
サントリーミステリー大賞受賞と先に読んだ氏の作品が非常に面白かったので期待を込めて読んだが少し期待外れでした。話の説明が長く、起伏が少ないこともあって途中ダレを感じました。氏の初期の作品であり作風も完成されてなかったのでしょう、しかし、最後のまとめは流石にうまく現在の氏をうかがえます。

No.3 7点 makomako
(2010/12/08 20:57登録)
これをミステリーというには若干違う感じもする。青春小説や冒険小説のジャンルに近い。作者初期の作品であるが読みやすく知らない間に感情移入してしまう。導入が上手なのだろう。面白く読めることは間違いない。今の作者だったらもっとエロっぽい書き方をしそうだが、そういった描写はほとんどなくそれが返ってすっきりと気持ちが良い。主人公の少年の未来を読んでみたくなった。

No.2 6点 あるびれお
(2009/09/25 10:39登録)
ミステリーとしてどうか、と問われれば、あまりにも判りやすいシンプルな構造で、謎と呼べるほどのものではないけれど、でも、「ワイルド・ソウル」で感じた、何か熱にうかされたような、なかなか他では味わうことのできない高揚感の一端は、この作品でも感じることができた。ミステリとして読むよりも、青春冒険小説として読んだ方がいいのかもしれない。

No.1 5点 りんちゃみ先輩
(2009/04/10 20:20登録)
ベトナム旅行を体験出来るお話でした。第三者目線の小さな事件と追跡行動の描写が多く、読んでる途中少し飽きてきたところもありましたが、読み終えてみれば、それなりに感動もあり心地良い読後感があった。欲を言えば、個々の感情がわかる文章であればなと思う。読みやすい文体の作家なので他の作品も読んでみたい。

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