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ミステリの祭典

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黒猫

作家 エドガー・アラン・ポー
出版日1951年08月
平均点5.67点
書評数6人

No.6 7点 みりん
(2024/05/24 02:31登録)
怪奇小説・・・と見せかけた異常心理犯罪小説。短編でここまで嫌悪感を覚えさせるキャラクターはそうそういないでしょう。

No.5 8点 蟷螂の斧
(2019/09/17 15:58登録)
(新潮文庫版にて再読)「黄金虫」が1986年版「東西ミステリーベスト100」の40位とのことで再読。いやー、まいったなアが最初の言葉。著者の作品では「モルグ街」が初読で、その印象がそれほどでもなかったので、本書などは、当時流し読み、あるいは読書力の欠如(今、あるとも言えない)のため、ほとんど記憶に残っていませんでした。今般の再読で著者の「偉大なる作家」たる所以を垣間見た気がします。

「黒猫」(1843)7点 怪奇小説なので多少の矛盾点には目を瞑りましょう(笑)。 
「アッシャー家の崩壊」(1839)9点 かなり重いものが背景にあることを匂わせる作品。麻耶雄嵩氏の有名作品のラストシーンはこの作品の影響があるのかなあ?。

「ウィリアム・ウィルスン」(1839)9点 この時代にこれを書けるのは素晴らしい。「ジキル博士」は1886年だし・・・。

「メールストロムの旋渦」(1841)8点 想像力に感心する。月の光が巨大な渦巻きに刺し込むシーンは何とも不気味で美しい。

「黄金虫」(1843)6点 暗号は趣味でないが、初の暗号小説ということで+1点。

「ポオ小説全集」1~4が書棚の奥に隠れていた。再読せよということか?・・・

No.4 3点 あびびび
(2011/08/28 17:28登録)
可愛がっていた黒猫の片目をえぐりとり、それでもなお物足りず木に吊るして殺した。これは酒におぼれたせいだと主人公は思う。

しかし、その後街を彷徨っていたらよく似た黒猫がいて、それを飼うようになったが、また憎らしくなった。そしてまた殺そうとしたら妻に邪魔され、その妻を殺して壁の中に埋めた…。

なんとも凄まじい狂気の世界。これが名作なのか?凡人には分からない。

No.3 5点
(2009/04/24 09:37登録)
狂気の行動。塗り込めの発想は、後の推理作家に影響を与えたのではないかと思う。

No.2 6点 dei
(2008/11/24 18:51登録)
昔、英語版を自分で訳して読んだことがあったが今読んで誤訳に気づいた
内容は普通に怖い(主人公が)

No.1 5点 シュウ
(2008/11/09 20:06登録)
主人公の自業自得な話としか思えなかった。黒猫より主人公のキチガイぶりの方が怖いよ。

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