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ミステリの祭典

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カラット探偵事務所の事件簿①
カラット探偵事務所シリーズ

作家 乾くるみ
出版日2008年09月
平均点5.00点
書評数6人

No.6 5点 名探偵ジャパン
(2017/01/17 15:20登録)
「日常の謎」で「暗号もの」という、私が苦手とする二大要素がタッグを組んだ短編が二編も掲載されており、「ううむ」と思いました。(じゃあ読むなよ。と言われそうですが)
最後に明かされる「謎」も、それが明かされることによって作品の見方がガラリと変わるといった(歌野晶午の「葉桜の季節に~」のような)こともなく、後付け感が否めません。
やっぱり私は「日常の謎」が苦手だと再認識しただけに終わりましたが、こういった「やさしいミステリ」(謎解きの難易度という意味ではなく、作風として)の需要は確実にあり、その範疇でいえば本作は間違いなく良作でしょう。好みの問題です。

No.5 5点 E-BANKER
(2013/11/09 16:43登録)
高校の同級生で名探偵の古谷とワトスン役の井上が開いた探偵事務所。その名も「カラット探偵事務所」。
そこに持ち込まれた事件を描いた作品集の第一弾。
ファイル1~5の事件となぜかファイル20の事件が今回の収録作。

①「卵消失事件」=いきなりガックリくるようなタイトル。探偵事務所に最初に持ち込まれた謎は夫の浮気となぜか中身だけがなくなった「卵」について・・・。これって暗号っていうかちょっとしたお遊びというレベル。
②「三本の矢」=いわゆる“サンフレッチェ”ということで、毛利元就の故事にちなんだ事件&真相。○○○ンを使った遠隔操作が面白いと言えば面白い。
③「兎の暗号」=作者得意の暗号モノ。しかも和歌を使った高度なものなんだけど・・・あんまりしっくりこない感じ。
④「別荘写真事件」=昔失踪した父親の居場所を探して欲しいというのが今回の依頼。手掛かりは最近撮られた父親の写真なのだが・・・。なぜか綾辻氏の○○館のトリックを思い出してしまった。(○○球つながりだからね)
⑤「怪文書事件」=今回も①と同様、浮気がテーマ。依頼人と一緒に勇躍事件の現場に向かった二人だったが、その場で唐突に事件は解決してしまう・・・
⑥「三つの時計」=50分では行けるはずのない場所に行くことができた理由は? ということで、今回のテーマはアリバイということになる。本件がファイル20の事件なのだが、なぜ突然20番目の事件がここに書かれているかは途中で説明してくれるのだが、実はそれ以外に大きなサプライズがラストに判明する。
(なるほどね・・・このトリックって手を変え品を変え出てくるよなぁ・・・。確かに「明示」はされてなかったけど、先入観ってこわいね)

以上6編。
全体的にはそれほど見るべきものはなかったなというのが感想になる。
叙述やSFなど、作品ごとに趣向を凝らした長編と比べると、ミステリーとしてのレベルが一枚も二枚も落ちる。
まぁ最後の“大技”だけが救いかな。
(ベストと呼べる作品はなし。暗号ものが好きな方なら③がいいのかもしれない。)

No.4 5点
(2012/04/28 11:18登録)
一つ一つの短編は、それほどでもないのですが、最後に騙されました。

No.3 4点 つよ
(2011/05/02 21:35登録)
乾くるみの期待値で読むと辛い。

No.2 4点 まさむね
(2010/07/03 17:30登録)
探偵と助手が,依頼を受けた謎を解明していく連作短編集。
日常系の謎だけに,各短編のトリックは正直緩い。「暗号モノ」などは,少なからず苦痛に感じたりも…。
最後の「仕掛け」は,個人的に嫌いではないのですが,まあ,驚くレベルのモノではないですし…。
やっぱり,この点数になりますかねぇ。

No.1 7点 図書室
(2010/01/17 21:47登録)
日常系の謎を盛り沢山にして、最後の最後、読者を騙すという短編集。なかなか楽しめた

特に、団地の怪文書の謎については、
探偵役より助手役がその真相の重大さに気付き、
一言添えるという演出が好きだった

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