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ミステリの祭典

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影なき女
神津恭介シリーズ

作家 高木彬光
出版日1958年01月
平均点7.00点
書評数5人

No.5 6点 蟷螂の斧
(2019/03/23 17:41登録)
1950~55年の短編集。いろいろなトリックの原形のような作品です。この時代に書かれたことを評価したいと思います。
①影なき女・・・密室と意外な犯人像。7点
②黄金の刃・・・○○殺人(アリバイ)4点
③出獄・・・無実の罪で服役後、出獄したが。7点
④天誅・・・予告殺人。4点
⑤ヴィナスの棺・・・宝石探し。8点
⑥薔薇の刺青・・・アリバイトリック。6点
⑦死せる者よみがえれ・・・プラトニックラブの恋人に再会。その女性は?。5点。

No.4 5点 メルカトル
(2013/05/10 22:16登録)
再読です。
随分評価が高いが、私にはピンと来なかった。
昔の私はこんな(失礼)作品をありがたがって読んでいたのかと思うと、つくづく未熟者だったと今更感じ入る。
でもまあ、神津恭介が全ての作品に登場するだけでも、価値があるのかもしれない。
とにかく全体的にチープな印象が拭えない。

No.3 7点 江守森江
(2009/07/03 22:18登録)
神津シリーズの短編集。
各話共通でプロットや作風が初期のシリーズ長編に通じるものがある。
よって、この作品集を読んでから「刺青〜」「人形は〜」「呪縛の家」など読者挑戦物を読むと手の内を知った手品になり、推理する楽しみを奪いかねない。
故に、先に前出の作品を読む事を勧めたい。
前出の長編では事件の継続の為に犯人に弄ばれたりして神津恭介の名探偵らしさが削がれる(私的には犯人に翻弄され悩む神津も好きだが・・・)シーンもあるが、短編では全開で描かれている。
読む順番を守ればより楽しめると思う。

No.2 8点 測量ボ-イ
(2009/06/26 20:02登録)
rintaroさんと同感です。「刺青・・」や「人形・・」ほど
知られていませんが、氏の隠れた名作短編集だと思います。
15年くらい前、偶然古本屋で見つけました。

No.1 9点 rintaro
(2008/07/30 10:41登録)
あんまり知られてない短編集だけど実はかなりの名品ぞろい、それぞれの作品に完成度の高いトリックも盛り込まれてるし、感動させてくれるような作品もある、はずれが無いのでかなりお得感があります。

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