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ミステリの祭典

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木曜組曲

作家 恩田陸
出版日1999年11月
平均点5.85点
書評数13人

No.13 5点 まさむね
(2024/05/26 16:56登録)
 小説家・重松時子が自宅の「うぐいす館」で薬物死してから、毎年その場に集い、宴を催す5名の関係者。全員女性で、物書きに関係する仕事に就いている。薬物死の際もこの5人は顔を揃えており、今回は死後4回目の集い。告発と告白を繰り返しながら、時子の死の謎に迫るが…
 心理ミステリとして典型的とも言える流れで、悪くはないのだけれども、ハラハラ感はあまりなく、何より物語に入り込みにくい面があったかな…というのが正直な感想。私の感性が鈍いだけかもしれないのですが。

No.12 5点 ボナンザ
(2024/03/16 18:53登録)
ドロドロしそうな内容で、途中不気味さもあるものの、最後は爽やかに終わるのは作者の持ち味。

No.11 8点 あるびれお
(2009/06/23 06:17登録)
推理をこねくり回した挙句、最後にどんでん返しを複数持ってくる、というミステリの王道に沿っていて、恩田ミステリにしては珍しく、「割り切れる」結末であることも気に入った。「蛇行する川のほとり」や「象と耳鳴り」も好きな作品ではあるが、こちらの方がさらに好みかな。

No.10 6点 こもと
(2007/10/13 12:33登録)
 1人ずつの毛色は違うけれど、この5人には間違いなく共通性がある。 『転んでもただでは起きない女たち』という印象。
 こんな心理物って、恩田氏は上手いです。 ストーリーの中で、追い詰められていくのはキャラだけというのではなくて、読者にも、今後の展開に対する無言の圧力がかけられてくるのです。
 映画化されたということなのですが、場面設定がうぐいす館のみとなる今作は、むしろ、舞台で見たい気がする。 静子役には、迫力が欲しいところ(笑)

No.9 7点 VOLKS
(2007/07/08 23:58登録)
頭の良い女性達の駆け引き、探り合い、そして信頼、それらが見事でとても楽しめた。映画化されているが、そちらも良かった。

No.8 9点
(2005/07/25 20:20登録)
独特の世界と頭を使った駆け引き!
恩田陸らしさがでてて最高でした

No.7 5点 バファックス
(2004/07/03 02:13登録)
作中作を頻発する恩田だが、なぜ、作中作を書かない。映画化されたが、そのさい、思い切って、はっちゃければ、すごい作品になっただろうに、及び腰で、原作よりだめになっていた。

No.6 3点 ウエストウッド
(2004/06/19 18:50登録)
女の恐さと業が全然描ききれてない。

No.5 7点 深壬
(2003/12/12 17:51登録)
 面白かったですよ。
 個人的に登場人物達が「物書き」なのが、会話に効いてる。
 ミステリー物語として読むには、ちょっと物足りない部分が見えますが、「女性の雑学」として読めば、十分に楽しめる かと。

No.4 3点 クールガイ
(2003/07/25 01:49登録)
おばさんばっかだし。
男には理解できないのではなかろうか?

No.3 7点 のび
(2003/05/13 18:55登録)
女性同士の腹の探り合いに緊張感があり、終盤のひねりもなかなか

No.2 4点 玉椿
(2003/04/19 04:46登録)
「重松時子」をもっと書いてくれないと、なんだか締まらない感じ。

No.1 7点 keisuke
(2003/02/05 12:10登録)
そのまんまですけど、女性同士の駆け引きがおもしろいです。登場する6人(故人1名)の女性は怖い、強いw。

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