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ミステリの祭典

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ぐるぐる猿と歌う鳥

作家 加納朋子
出版日2007年07月
平均点6.17点
書評数6人

No.6 5点 まさむね
(2013/06/23 21:40登録)
 正統派のミステリーランド作品と言えましょう。
 かなり非現実的な設定もあって,おじさん的にはピンとこないところも正直あったのだけれども,ミステリーランド的には野暮なのかな。ミステリとしての面白さは伝えられているし,個人的に懐かしい気分になれたので,まぁ良かったのかな。

No.5 5点 白い風
(2011/12/13 18:33登録)
加納さんらしい作品だと思うな。
殺人事件が起きる訳じゃないけど、日頃のちょっとした謎を解きほぐす感じは好きです。
オチに当たる幼年次の”あや”の思い出も意外性があって子供にも受けると思うな。
ただ、題名にもなった”ぐるぐる猿と歌う鳥”の出来事・・・ちょっとサラリと流れちゃったのが残念だったかな。

No.4 7点 あるびれお
(2009/06/23 05:51登録)
さすがに手堅いなあ。「モノレール猫」がちょっと期待はずれだったこともあって不安を感じていたのだけれど杞憂でした。子どもたちはとっても活き活きしていて楽しいし、作中の謎も加納さんらしい(他に適切な形容詞が思い浮かばない)もので、満足感はとても高い一冊だった。
このミステリーランドのシリーズ、日本を舞台にした作品の多くは、そのベースは各作家の子ども時代なんだろうな、と思う。そして、現在の本格ミステリの書き手の多くは、わたし自身と同世代か少し上といったところなので、妙に自分の子ども時代とシンクロするところがあったりして、それで余計に懐かしさや親近感を感じるのかもしれない。

No.3 5点 江守森江
(2009/05/30 04:03登録)
基本的に子供から大人まで読める作品を書いている作者なのでミステリーランドに馴染み過ぎの感があり、お手本のような作品。
真相に辿り着くまでに子供向けなミスリードや伏線もあり、しっかりミステリしている。

No.2 7点 深夜
(2008/06/28 21:56登録)
ミステリーとしては弱いけど、キャラが濃く、物語として面白く読めた。子どもをうまく描けているためか、なんか懐かしい気持ちになった。

No.1 8点 VOLKS
(2008/03/27 21:52登録)
こども向け、だが、良かった。
現実社会には有り得ない設定の登場人物もいたが(笑)友達との関わりを学ぶ時期に読む読み物としては、かえってその効果が大きいのかもしれない。
小さな謎や悩みをちょいちょいと解いていく作風は、作者ならではのもので読んでいて安心する。

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