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ミステリの祭典

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女囮捜査官 4 嗅姦
女囮捜査官シリーズ/改題『女囮捜査官4 嗅覚』『おとり捜査官 4 嗅覚』

作家 山田正紀
出版日1996年09月
平均点6.50点
書評数4人

No.4 5点 ボナンザ
(2023/05/08 20:18登録)
人形の見立ての面白さとあくまで平凡な犯人像にはしない意地を感じる4作目。

No.3 5点 蟷螂の斧
(2012/07/21 10:38登録)
見立て殺人のほか、てんこ盛り(詰め込み過ぎ?)でややピントがずれてしまったように感じました。見立て殺人一本の方がインパクトがあったような気がします。そうすれば犯人の心境や異常性、並びに意外な真相が際立ったような気がします。

No.2 8点 teddhiri
(2009/09/27 23:58登録)
このシリーズにおける私的なベスト。忘れ去られた昭和史といったテーマで作ったモジュラー形式プラスホワットダニット型のミステリ。連続放火、見立て殺人、薬物汚染、これらの事件を風が吹けば桶屋が儲かる方式でつながらせ見事な構図を描いている。また主人公の相棒の袴田刑事の過去と活躍が見られる。正直、この袴田刑事の活躍が見られるだけでも私的ポイントは高い。また最近自分の好みがハウダニットやフーダニットから外れて、どんでん返しやホワットダニットなどに移っているのもあるかもしれない。

No.1 8点 ギザじゅう
(2005/02/22 11:12登録)
これまた変な作品。ミッシングリンクあり、麻薬あり、とネタの盛り込み方は他と変わらず満足。とりわけ、犯人のホワイダニットのねじれ方は、連作中でもぶっ飛んでいる。意外と人気キャラ(?)の袴田刑事の内面を描いているのも意外や意外で楽しめた。これまた怪作。

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