皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
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10625. | RE:「密室殺人傑作選」とヘンリイ・ケイン おっさん 2014/07/28 15:41 [雑談/足跡] |
mini さんへ 偉そうなことを書いたわりに、私はハードボイルド(とくに40年代の終わりから50年代にかけての、軽ハードボイルド)系の作品はあまり読んでおらず、じつを云うとヘンリイ・ケインも、名のみ知る――だったりします。 逆に mini さんから教えていただくことも多いと思いますので、面白いのがあったら、このサイトでどんどん宣伝してくださいw あ、ひとつだけ。 > またケインはクイーンのゴーストライトの経験も有るくらいだからか、 とありましたが、マンフレッド・リー主導の一連の「エラリイ・クイーン」名義の作品に、ヘンリイ・ケインは関与していないはずです。 おそらくこれは、リチャード・デミングかスティーヴン・マーロウあたりと、勘違いされたのではないでしょうか? 妄言多謝。 それでは、また秋口にでも(皆さんのご書評は、おりおりに読ませていただきますが・・・自身の投稿は、諸事情から、ちょっとその頃まで無理っぽいので )。 おっさん拝 |
10624. | 「密室殺人傑作選」とヘンリイ・ケイン mini 2014/07/28 09:55 [雑談/足跡] |
おっさんさんへ、御投稿有難うございます 「密室殺人傑作選」は私もよく出来たアンソロジーだと思います ただちょっと気になったのが、一見するとバランスが取れているようですが、メジャーなものとマイナーなものとが両極端な感じがするんですよね 個人的には特にメジャーでもなくマイナーでもない中間的な作家・作品に乏しい印象が有って、その辺を書評に込めてみました さて本題のヘンリイ・ケイン作品の削除の件ですが、全くおっさんさんの御指摘通りで長編という分量の問題で省かれたようですね 私は短編だと思い込んでいました、どうも私はこんな間が抜けているところが有るので、今後とも御指摘・御教授の程宜しく御願いします そうなると書評中でのその文章は意味を成さなくなるので該当箇所を削除しました ところで何故ヘンリイ・ケインを俎上に載せたのかと言うと、私はそもそも通俗ハードボイルドにアレルギーが無くて、以前に通俗ハードボイルドの代表的作家の1人リチャード・S・プラザーとヘンリイ・ケインの短編を読み比べる機会が有りました そこでプラザーの私立探偵シェル・スコットものよりもケインのピート・チェンバースものの方が面白いと思ったからでした またケインはクイーンのゴーストライトの経験も有るくらいだからか、謎解き面でもケインの方が優れている気がしました 私は通俗ハードボイルドというジャンル限定で言えば、ヘンリイ・ケインは過小評価されている作家だと思います 結局は密室アンソロジーの事よりも通俗ハードボイルドという分野とヘンリイ・ケインという作家を宣伝したかったという気持ちの表れだったのかも知れません(苦笑) |
10620. | mini さんへ おっさん 2014/07/25 13:21 [雑談/足跡] |
本日付けの、H・S・サンテッスン編『密室殺人傑作選』のご書評、拝読しました。 たしかに、チェスタトンやポーストあたりは、通には物足りない選択ですが、古典から現代までの、密室テーマの変遷をたどるという意味合いを込めて、あえて“古典枠”の有名どころを持ってきたのだと思います。 一般読者とマニア、どちらも視野に入れ、かつヴァラエティを持たせた編集は、個人的には、テーマ別アンソロジーのお手本として高く評価しています。 さて(以下、本題)。 >実はこのアンソロジー、原著では収録されていた2作が日本版では割愛されている >この内ザングウィル「ビッグ・ボウの殺人」については中編いや短めの長編的な分量なので止むを得なかったと思うが、もう1つの通俗ハードボイルド作家ヘンリイ・ケインの短編を省いているのは残念だ ヘンリイ・ケインが割愛された理由は、ザングウィル同様、分量によるものです。当該作 The Narrowing Lust は、1956年に刊行された(現物は未見ですが、おそらく短めの)長編なのですよ。 なので、こちらは論創海外ミステリにリクエストしましょうw それでは、ますますのご健筆を祈念しております。 熱中症対策などしながら、雪の夜の惨劇の物語をw 新訳で読み返しつつ・・・ おっさん拝 |