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| 32354. | RE:RE:西村京太郎先生 ご逝去 人並由真 2022/03/12 03:47 [雑談/足跡] |
斎藤警部さま こんばんはです。 レスありがとうございました。 改めまして、西村先生へのお悔やみを申し上げます。 現在、地元の市立図書館で、先生の追悼特集が行われております。 斎藤警部さんのおっしゃる通り、後期の作品の中から光るものを ちゃんと見つけて評価したい、というお気持ち、よ~くわかります! ビル・プロンジーニの「名無しのオプ」シリーズの初期編で 「曲がりなりにも、プロ作家の著作をアマチュアが軽んじるな」 という主旨のセリフを、本人自身がミステリファン (パルプマガジンコレクター)であるオプからの発言で 言うシーンがありましたが、正にそのとおり。 たとえ本サイトで読者視点、ファン視点から2~3点の評価しか できない作品でも、その一冊を生み出す実作者の労苦のほどは、 余人などには決して実感できないものだと思っております。 (もちろん、西村先生の後期作品がどれも低評価の作品などとは まったく思っておりませんが。) ミステリファンとしては基本的には、(西村作品に限らず) プロ作家の作品ひとつひとつに最低限の敬意をはらった上で、 ホメるのもケナすのもマジメに行い、そしてできるなら 光る一冊を探し当てていきたいと思っております。 しかし「下り特急『富士』」などは1983年に雑誌連載、その後書籍化 ですから、量産多作時代とは言ってもまだかなり旧作ですよね。 (今回、これがあの『北帰行』の後日談、橋本メイン編の第二弾ということを 初めて知りました!~『北帰行』は、沖雅也が橋本を演じた 「土曜ワイド劇場」のドラマ版も ちゃんと大昔に観ています ~多少、ストーリー&事件の真相に脚色がされていましたが。) 願わくばそのうち、21世紀の西村作品の中から「えー、西村ファンなのに、 あれ読んでないんですか? あれは後期の作品だけど面白いですよ」と いう作品を見つけて、スレたミステリファンらしい悦に浸りたいものです (なんつースノビズムか・笑&汗)。 なお、現状でもし自分が西村作品のベストを5本選ぶとしたら、順不同で 『札幌着23時25分』 『華麗なる誘拐』 『終着駅殺人事件』 『名探偵なんか怖くない』 『七人の証人』 『天使の傷痕』(次点その1) 『俺たちはブルースしか歌わない』(次点その2) あたりですかね。 (「名探偵シリーズ」は僅差で、残りの3つのどれと 入れ替えてもいいけれど。) 『殺しの双曲線』は大昔に読んでいたはず……と思っていたのですが どうも勘違いで、まだ未読のようです。 上にあげた作品群は、本サイトに参加する前に読んでいたものばかりで 本サイトに来てから読んだなかでは、評点そのものはそんなに 高くないですが『恐怖の金曜日』『ある朝 海に』 『殺人者はオーロラを見た』『太陽と砂』『殺意の設計』 あたりを楽しんでいます。突出した優秀作は少ないけれど 秀作、佳作は多い感じで、それは西村作品のある種の魅力だと思っています。 長々とすみません。『下り特急「富士」』は昨日、ブックオフで 購入してきたので、近く楽しませてもらおうと思います。 ウワサのサプライズ? が楽しみです。 それでは今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。 こちらこそ、斎藤警部さんのレビューをいつも 楽しみにさせていただいております。 マクベインやら、清水一行やら、そういう作家たちの諸作を 愛を込めて語ってくれる同輩は、そんなにおりません(涙)。 (87分署は、雪さんが復帰してくれれば、幸いなのですが……。) 人並由真 拝 |
| 32282. | RE:西村京太郎先生 ご逝去 斎藤警部 2022/03/09 06:34 [雑談/足跡] |
人並由真さま。 京太郎先生ご逝去のコメント、ありがたく拝読させていただきました。 いやしくも当サイトのプロフィール「好きな作家」に先生の名を挙げている者として、わたくしも一言残さずにはいられません。 ま、ぶっちゃけ大往生と言いますか、若くしてこれからという時に夭折されたわけではありませぬ故、悲嘆に暮れるというものでもありませんが、やはり先生がご存命の内に湯河原の記念館を来訪してみたかったとの思いは少しばかりございます。 わたくしもご多聞に漏れず(?)、先生の作品ではどちらかと言うと初期のごってりしたハード本格/サスペンス/社会派ミステリ群、またはトラベルミステリでも最初期のものが最も好みではありますが、超量産体制に入られた後でも、多少薄味にはなってもそのストーリーの冴えやサスペンスの牽引力は衰えず、いかにも才能の質のみならず絶対量にも恵まれた爆発的推理作家なのだなあと、しみじみ思うことがよくよくあります。 そうそう、量産期の作品でも時々ぼこっと初期の様なドエラく濃厚な作品が見つかったりするんですよね。 さいきん当サイトでも高評価がうれしい「下り特急『富士』(ラブ・トレイン)殺人事件」なんてその典型。これからも、量産期の隠れた(業界的には隠れてないけど)名作佳品をいっぱい掘り起こせたらいいな、と心から思います。仮に名作とまで言えない作品に当たったとしても、読み損の愚作というのはまず少ない人ですし。 ってか、初期作品でも未読のが結構ありますんで、まだまだですね。 量産に入る前も決して寡作ではなかった人ですからね。 では、これからも素晴らしくインスパイアリングな人並由真さまの書評量産(!)を楽しみしております。 お元気で! > [ 人並由真さんのコメント ] > こんばんは。 > > すでにご存じの方も多いと思いますが、西村京太郎先生が > 今月3日、神奈川県の病院で肝臓がんで亡くなられたそうです。 > 享年91歳。 > > 700冊近い、超人的な冊数の著作を遺し、初期や中期の作品の中には > 本サイトでも高い評価を受けているものも、少なくないと思います。 > 間違いなく、昭和~平成の国産ミステリ界において、ミステリ読者の > 裾野を最大限に広げられた功績者の一人だったと信じております。 > > 自分もまだまだ、未読の秀作を楽しませて頂けるものと > 確信しております。 > 本当に長らくのご活躍、ありがとうございました。 > ご冥福をお祈りいたします。 > > 人並由真 拝 > |