皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
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| 33886. | RE:nukkamさまの『ダミー・プロット』のレビューですが nukkam 2022/12/12 17:11 [雑談/足跡] |
> [ 人並由真さんのコメント ] > > nukkamさまの『ダミー・プロット』のレビューですが > 最初のところ、山沢作品の初期長編の題名は > 『悪の華』(誤) > 『悪の扉』(正) > だと思います。 人並由真様 いつもご講評を楽しみにしております。 また誤りをご指摘いただきありがとうございます。修正いたしました。 誤った情報を掲載する老害読者になりつつあってお恥ずかしい限りです。 nukkam |
| 33884. | RE:RE:ルルタビーユの事 弾十六 2022/12/12 06:33 [雑談/足跡] |
おっさんさま おばんでした。 > 「いやー、これJDC/CD好きは絶対読むべし(……)でもJDC/CDの原点だと思う」という、弾さんの『黒衣婦人の香り』に対するレヴューのコメントに乗っかって、少し書いてみたいこともありますし(同書が無ければ、確実にカーのミステリ界への登場は違ったものになっていましたよね)。 上のコメントを拾っていただけただけで感謝感激です。 実はJDCがキャロリン・ウェルズの全作品(探偵物だけだったっけ?)を大人になって取り寄せて、ああ昔はオモロかったけどあらためて読んだらダメだわ… と書いてたのを急に思い出して、少し前に私はThe ClueとChain of Evidenceを読んでるので、もしかしてJDCのアレの源流か?と最近ふと思いついたので、じゃあ原書レヴューをやろうかなあ、と思っていたところでした。 もう一作くらい読んでみないと準備不足かなあ… まああまり期待しないでくださいね… (ルパンやるやる、と言ってたのですが、準備してたメモを失ってやる気が出ないのです…) |
| 33883. | RE:RE:ルルタビーユの事~弾十六さんへ 密なご調査 ありがとうです おっさん 2022/12/11 23:30 [雑談/足跡] |
人並由真様 > とりあえずは、論創さんの数年前からの告知の、ルルタビーユの発掘新訳 > まずは一冊(「水中の密室」とか仮題がついていたような……つまり > 第何番目の長編だ?)を気長に待つことにしましょう。 「水中の密室」は、大昔の「ルレタビーユ叢書」(金剛社)の訳題を踏襲したものですね。担当編集者の嗜好が分かりますw Les Étranges Noces de Rouletabille が原作のようですから、とりあえず第五作(といっておきます)『ルルタビーユの奇妙な結婚』を出すつもりなのか…… 弾十六さんの調査内容を見ても、第四作を先に出したほうがいいような気がしますが……さて、どうなりますか。 まずは取り急ぎ、ご報告まで。 おっさん拝 |
| 33882. | RE:ルルタビーユの事 おっさん 2022/12/11 23:12 [雑談/足跡] |
弾十六様 ご無沙汰しています。 いつもながらの、探究心の熱さと行動力の早さに、圧倒されるばかりの、おっさんです。 いや、勉強になりました。 お礼に私ができることは…… じつは新訳が出たら『黒衣婦人の香り』をレヴューするつもりでいましたが、いっこうにその気配が無いので、どうしたものかなあ、と思っていました。アレを、紙質の劣化した昔の創元推理文庫版で読み返すのは、苦行のような気がしてw でもまあ、「掲示板」に出没するだけの幽霊投稿者でいるのは心苦しいし、ここまできたら、まあ、取りあげてみますか。 「いやー、これJDC/CD好きは絶対読むべし(……)でもJDC/CDの原点だと思う」という、弾さんの『黒衣婦人の香り』に対するレヴューのコメントに乗っかって、少し書いてみたいこともありますし(同書が無ければ、確実にカーのミステリ界への登場は違ったものになっていましたよね)。 あまり期待せず、気長にお待ちくださいww それでは、ますますのご健筆を祈念しております。 おっさん拝 |
| 33875. | RE:ルルタビーユの事~弾十六さんへ 密なご調査 ありがとうです 人並由真 2022/12/11 05:32 [雑談/足跡] |
弾さんへ (そしておっさん様、ことは様、各位) こちらがちょっと思い付きで(まあ長年の関心事項ではあるのですが) お尋ねしたことに、本サイト内のあちらこちらから貴重な助言や 情報を戴き、感謝しております。 今回はわざわざ、フランス語の原語文化まで散策しての弾さんのご調査、 誠にありがとうございます。 ふむふむ。となると、これで、かなり具体的にそのクロスオーバー箇所の 該当箇所も絞られているわけですな。 となると、そのシェリ=ビビからみの興味だけ先に優先して ルルタビーユの第8長編だけ先に日本語になればいいなあ…… とも一瞬考えたりしましたが、まあ今後、ルルタビーユの未訳編の 翻訳が出るにしても、そんなシェリ=ビビがどーのこーので 第8長編が優遇されることはまずないでしょうし、個人的にも もし第三長編以降を訳してもらえるなら、それこそ順番に 全部、訳してほしいと思いますが……まあしばらくは夢想でしょうね(苦笑)。 とりあえずは、論創さんの数年前からの告知の、ルルタビーユの発掘新訳 まずは一冊(「水中の密室」とか仮題がついていたような……つまり 第何番目の長編だ?)を気長に待つことにしましょう。 名前が出たロカンボールの原作も、何らかの機会に、まともな完訳の形で いつか日本語になるのを待ちたく思います。 そーいや、今回の話題には全然関係ないですが 「このミス」の「隠し玉」コーナーによると、来年は ようやく『トレント自身』『オパールの囚人』などが読めそう…… と期待させられて、何度も結果的にダマされてきたので (版元も悪意などはなく、いろいろ事情はあるのでしょうが) まあ、当てにしないで、それでもひそかに楽しみにしています。 あと新潮文庫のヒッチェンズ(おお!)は、Twitterで だいぶ前に話題になっていた、ポケミスで出そびれた当時の翻訳原稿を 使うのでしょうが、コレも大いに楽しみ。 そのまま、未訳のジョー・セイダーものの一冊目が出ればいいなあ、 絶対に出ないだろうけど(涙)。 また長々とすみません。 改めまして、今回はありがとうございました。 今後とも、どうぞよろしくです。 (しかし、この一両日は、狭義のミステリジャンルとは あまり関係がないですが、特撮・アニメ評論家で 海野十三の研究家だった池田憲章氏の訃報が いきなり聞こえてきて、いささか気分がブルーです。) 人並由真 拝 |
| 33869. | ルルタビーユの事 弾十六 2022/12/10 08:28 [雑談/足跡] |
人並由真さま、ことはさま、おっさんさま(そして皆さま) おばんでした。 このサイトで『黄色い部屋』はまあまあ、『黒衣婦人』は全くダメな評価のルルタビユ(私は短め表記が好き)シリーズが、こんな形で盛り上がるとは意外でした。 私も楽しい会話に参加したいなあ、と思って、でも第三シリーズ以降を読んでみる気は全くしないのですが、今回はシェリビビ関連に絞ってフランス語Wikiや原文(シリーズ全作がWikisourceにあるので無料です!)にあたってみたら結構面白い情報が拾えました。 まずはルルタビユ(Rouletabille)シリーズの初出情報から。なお某Tubeにフランス1966年TVシリーズLE PARFUM DE LA DAME EN NOIR(全5回?、私は未見)がアップされていて、冒頭での発音を聞いてみると「ルルタビーユ」(ビにアクセント)でした… (あれ?ロカンボールRocambole(1964)もあるぞ。Cheri Bibiはどうだろう… 1974年TVシリーズのがあった!なんて時代だ!) (以下、訳題は旺文社版に準拠) #1 Le Mystère de la chambre jaune (初出: L'Illustration(週刊) 1907-9-7〜11-30) 『黄色い部屋の謎』 #2 Le Parfum de la dame en noir (初出: L'Illustration 1908-9-26〜1909-1-2)『黒衣の女の香り』 #3 Rouletabille chez le tsar (初出: L'Illustration 1913-8-3〜10-19)『ツアーに招かれたルルタビーユ』 #4&5 Rouletabille à la guerre (初出: Le Matin(日刊紙) 1914-3-28〜8-2(大戦勃発で中断) 連載再開1914-10-18〜10-24) 二分割し、第一部Le Château noir『黒い館』、第二部Les Étranges Noces de Rouletabille『ルルタビーユの奇妙な結婚』として出版(いずれも1916) #6 Rouletabille chez Krupp (初出: Je sais tout(月刊) 1917-9〜1918-3)『クルップ工場のルルタビーユ』 #7 Le Crime de Rouletabille (初出: Je sais tout 1921-10〜11)『ルルタビーユの犯罪』 #8 Rouletabille chez les bohémiens (初出: Le Matin 1922-10-4〜12-14)『ジプシーの群れのルルタビーユ』 で、シェリビビ関連の#8『ジプシーたち』なのですが、仏Wikiによると映画(10巻の連続活劇)と同時連載だったようだ。メディアミックスですね。 サブタイトル(小説では章、映画では1巻分)は以下のとおり(拙訳、適当です) 1 Le Livre des Ancêtres(祖先の書) 映画公開1922-10-13(金曜日) 2 L’Arrestation(逮捕) 映画公開1922-10-20 3 L’Instruction(指示) 映画公開1922-10-27 4 La Poursuite(追跡) 映画公開1922-11-3 5 La Page déchirée(破れたページ) 映画公開1922-11-10 6 L’Enlèvement(誘拐) 映画公開1922-11-17 7 À Sever-Turn(セヴァーチュルンで) 映画公開1922-11-24 8 La Pieuvre(執念のひと) 映画公開1922-12-1 9 Révélation(啓示) 映画公開1922-12-8 10 Le Retour(帰還) 映画公開1922-12-15 この中の4番目「La Poursuite(追跡)」にシェリビビが登場します。私はそこだけ読んだのですが、ネタバレは嫌なので、フチガミさまの「ルルーのもう一人のシリーズ・キャラクター、シェリ・ビビのエピソードが途中に出てくるのもご愛嬌だ」という表現がまさにピッタリ、とだけ言っておきましょう。 ル・マタン紙では、本作の連載に先立ち1922-9-12から映画とのタイアップ・キャンペーンをはり100000フラン(1922年仏物価指数基準で2022年1860万円)の懸賞で大宣伝、かなりの気合が入っています。懸賞クイズの中身はBNF(フランス国立図書館)のWebで公開されている当時のLe Matinを調べればわかるのでしょうけど、力尽きました… ちょうど100年前なんですね。この無声映画が見てみたいなあ… |