皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
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  | viviさん | |
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| 平均点: 6.50点 | 書評数: 327件 | 
| No.11 | 8点 | 山伏地蔵坊の放浪- 有栖川有栖 | 2007/06/01 02:16 | 
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| どっしりと重いテーマに取り組んだ作品ではないけれど、犯人当てをゲーム感覚で楽しめる作品ですね。 ものすごいトリックも炸裂しているんですが、フェアといえばフェアです。 一番の名作は『毒の晩餐会』ですね。これは、ロジカルな作品で傑作だと思います。 | |||
| No.10 | 9点 | 幻想運河- 有栖川有栖 | 2007/06/01 02:12 | 
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| ノンシリーズなのですが、非常に楽しめました。 ご本人は本格ミステリの範疇に入らないとおっしゃってますが、伏線もきちっと張ってあってミステリとして十分楽しめました。 さらに、作品全体が醸し出す不安定な空気。 それが読者に幾通りもの読後を与えるようで、うまい!と思いました。 | |||
| No.9 | 8点 | スウェーデン館の謎- 有栖川有栖 | 2007/06/01 02:08 | 
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| これは孤絶した舞台でのオーソドックスなミステリという感じでしたね。 巷に溢れるアクロバティックな作品群になれた人には地味に映るかもしれませんが、WH0とHOWという謎をじっくり書いた佳作だと思います。 難点を言えば・・・あのトリック、私が犯人ならやりたくないということですけど(笑) | |||
| No.8 | 7点 | 海のある奈良に死す- 有栖川有栖 | 2007/06/01 02:03 | 
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| 伏線等は割りと丁寧に書かれていたんじゃないでしょうか。 日本列島を精力的に駆け巡る火村たちという珍しいシチュエーションですし。 初の連載作品ということで、ちょっと苦労している感じは見えますが、そんなにひどいとも思いません。 私は、楽しめましたよ。 | |||
| No.7 | 6点 | ロシア紅茶の謎- 有栖川有栖 | 2007/06/01 01:55 | 
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| 長編に比べると小粒感が否めない感じですが、 『赤い稲妻』の犯人との対決場面や『八角形の罠』の臨場感は楽しめました。 表題作『ロシア紅茶の謎』は火村とアリスの役割をはっきりと示した作品で、シリーズのファンには面白いと思います。 | |||
| No.6 | 7点 | ダリの繭- 有栖川有栖 | 2007/06/01 01:51 | 
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| テンポ良く進むという点では読みやすかったのですが、 伏線の張り方やプロットなどに少し不満が残る作品でした。 ミステリとしては可も無く不可も無くという感じなんでしょうが、人間模様という点では興味深かったです。 特に「繭」というものの取り上げ方は、小説の主題としては面白いものでした。 | |||
| No.5 | 7点 | 46番目の密室- 有栖川有栖 | 2007/06/01 01:40 | 
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| 火村シリーズ最初の作品ということで、キャラに頼っていない分、構成などの密度は濃いような気がします。 機械トリックと言ってしまえばそれまでなのですが、密室ができた理由に独自性があったかな。 大トリックではなく、小トリックの論理的な積み重ねという手法は派手さはないけど楽しめます。 | |||
| No.4 | 9点 | 双頭の悪魔- 有栖川有栖 | 2007/05/31 02:12 | 
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| 読者への挑戦が3回もあるというボリューム。 江神の切れ味鋭い推理と対岸のアリスたちの推理。 お互いのキャラクターを際立たせていて楽しめました。 ピアノ部屋の推理のロジックには感動! | |||
| No.3 | 7点 | マジックミラー- 有栖川有栖 | 2007/05/31 02:07 | 
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| 時刻表トリックは苦手なのですが、この作品では苦になりませんでした。 そのトリックが作品の全てと言うわけではないのが良かったのかも。 ある程度予想はついていても、やっぱり結末はショックでしたね。 | |||
| No.2 | 8点 | 孤島パズル- 有栖川有栖 | 2007/05/31 02:04 | 
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| 孤島というスペースで起こる連続殺人という設定は、よくあるパターンではあるのでしょうが、今なお魅力を持っていますね。 さらにこの島に仕掛けられたパズルの解読は、ちょっとした宝探し気分で楽しかったです。 犯人を限定する事実の開示のシーンは堪能できましたね。 登場人物の動きを逐一メモにとって読んでいるわけではないので、普通に見過ごしていたことを指摘されて「あ!」という楽しみを味わうことができました。 | |||
| No.1 | 7点 | 月光ゲーム- 有栖川有栖 | 2007/05/31 01:57 | 
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| 初対面の大学生同士、しかもニックネームもありということで、登場人物の多さが難点でした。 しかし、大掛かりなトリック1つ無い中で見事に犯人を指摘できる論理性は素晴らしい。 火山の噴火に対するサバイバル要素も、スリルがあって面白かったです。 | |||