皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
yoshiさん |
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平均点: 4.55点 | 書評数: 116件 |
No.36 | 8点 | ウルチモ・トルッコ 犯人はあなただ!- 深水黎一郎 | 2009/02/20 04:19 |
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読み終わって、思わず「もったいねー」と叫んでしまった。これ、ノベルスじゃなくて本当に新聞連載でやったら、歴史に残る大傑作になってたんじゃ??? 装丁がよくない(内容とミスマッチ)のと、誰がつけたのか副題(犯人は~)がダサイので二点減点。 |
No.35 | 9点 | イニシエーションラブ- 乾くるみ | 2009/02/17 22:48 |
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面白かったです。殺人とか起きなくてもミステリーになるんですね。 |
No.34 | 4点 | 生首に聞いてみろ- 法月綸太郎 | 2009/02/17 22:44 |
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信者の人には悪いんですが。彫刻の目が開いていた、というだけでそのことに気付くというのがどうしても納得行きません。論理がすべてと言いつつ、犯人や美術史家があの結論に達する論理はかなり大雑把なような・・・。 |
No.33 | 10点 | 十二人の手紙- 井上ひさし | 2008/12/24 23:33 |
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すごいの一言。作者はミステリ作家ではないが、ミステリ的手法を完全に自家薬籠中にしている。迷わずに人に薦められる一冊。 |
No.32 | 3点 | ステップファザー・ステップ- 宮部みゆき | 2008/12/24 23:22 |
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雰囲気を楽しむ小説・・・なのだろう。だがこのサイトはミステリとしての評価を問うサイトなので。どれも愚作ぞろいだが、特にそれはないだろつと思ったのは、取ってもいない山形新聞が毎日投げ込まれるという短編。期待して読んだのでしょんぼりです。 |
No.31 | 7点 | 半落ち- 横山秀夫 | 2008/07/06 13:12 |
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良いはなしだと思いました。ただ、ツッコミどころは満載ですね。そこまで秘匿する覚悟のある人間が、うっかりテッシュを受け取って、ポケットなんかに入れておくかな? とか |
No.30 | 4点 | マークスの山- 高村薫 | 2008/07/03 20:10 |
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力作だとは思いますが、ミステリとしての評価は低いかな。発想の飛躍がないので、この長さを読み通すのが苦行に近い。苦行の末に最後まで読んでもカタルシスがない。この人は純文学をやっていれば良かったのにと思う。 |
No.29 | 5点 | メルカトルと美袋のための殺人- 麻耶雄嵩 | 2008/07/02 21:54 |
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キャラ小説として楽しめたが、本格ものとしてはそれほど新鮮さは感じなかった。
「瑠璃鳥」かなりのトンデモトリック。一度聞いただけでそんな風になるとは思えない。 「化粧」 メルは犯人の口紅をどうやって手に入れた?何度読み直してもわからない。 |
No.28 | 10点 | エコール・ド・パリ殺人事件- 深水黎一郎 | 2008/06/27 00:03 |
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美術ミステリというジャンルがあるかどうか知らないが、あるとしたら本作はその最高傑作の一つに数えられるのではないでしょうか。とにかくミステリを抜きにして、普通の美術書として読んでもおつりが来るくらい面白いです。密室トリックのハウダニットは前例がないわけではないが、ホワイダニットは全く新しいもの。何より、ミステリを読んで最後涙ぐんだのは初めてでした。 |
No.27 | 2点 | 私が殺した少女- 原尞 | 2008/06/26 12:38 |
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残念ながら私には合いませんでした。
何で探偵がその推理に至ったのか説得力ゼロ。 更に殺しの動機の説得力もゼロ。 証拠がゼロなのに、ベラベラ自白するところも説得力ゼロ。 |
No.26 | 9点 | 占星術殺人事件- 島田荘司 | 2008/06/19 20:41 |
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ここを見るだけで、金田一がどれほど罪深いことをしたかがわかりますね。沢山の人から、世界の推理小説の最高傑作の一つを読む楽しみを奪ったのですから。なお、映像化の話ですが、それは過去に何度とあり、その全てを島田氏は断ってきたのです。それを何の断りもなくあんな形でパクったのですから、島田氏の怒りもわかるというものです。金田一の関係者は全員切腹して詫びるべきでしょう。 |
No.25 | 1点 | パラダイス・クローズド- 汀こるもの | 2008/05/09 20:04 |
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とりあえず作者が美少年と魚が好きなのはわかりましたが、ミステリーとしての評価はゼロですね。論理もなくトリックもなく、動機に到っては作者が説明を放棄している。魚ウンチクが少し面白かったけど、よく考えたらNHKスペシャルの引き写しのような気もします。1点より下がつけられないのが口惜しい超駄作。 |
No.24 | 3点 | 黒猫館の殺人- 綾辻行人 | 2008/03/24 18:50 |
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この人は記憶喪失ものが多いが、毎回記憶というのは、そんなに都合よく忘れたり思い出したりするものだろうかと思ってしまう。ただそれを言うと綾辻氏の多くの作品を否定してしまうことになりかねないのだが……。 |
No.23 | 8点 | 涙流れるままに- 島田荘司 | 2008/03/22 00:48 |
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みなさんの採点の通りで、本格としては物足りないけれど、物語としては秀逸です。確かに官能小説のような記述も多くありましたけど、人間を描くのに、きれいごとばかりでは描ききれないという島田氏の意思が伝わってきます。普通、登場人物には感情移入せずに読む方なのですが、途中で早く吉敷に自分の子供と会わせてあげたくなりました。 |
No.22 | 2点 | QED 百人一首の呪- 高田崇史 | 2008/03/22 00:28 |
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百人一首の解釈としては、既存の説の一部修正にすぎないし、説明が下手なので、読んでも大して百人一首に詳しくなれない。だが何と言ってもミステリ部分がお粗末すぎる。薀蓄とミステリが水と油のようで、一体感がなかった。 |
No.21 | 3点 | ウェディング・ドレス- 黒田研二 | 2008/01/18 11:38 |
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ユウが二人いることは、かなり早い段階で気づいてしまいました。せめてもうちょっと騙して欲しかった。あと、双子の片割れが失踪しているという設定は、さすがにもう通用しないでしょう。 |
No.20 | 5点 | 扉は閉ざされたまま- 石持浅海 | 2008/01/15 20:03 |
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微妙・・・ですかね。一気に読ませる迫力はありますが、あの動機はちょっとないのでは。伏見は自分が神に成り代わっているつもりだったのでしょうか? |
No.19 | 2点 | カレイドスコープ島「あかずの扉」研究会竹取島へ- 霧舎巧 | 2007/11/18 20:31 |
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ラブコメ風の会話にどうしようもなく「古さ」を感じてしまう。発表当時はそれなりに読めたのかも知れないが・・・。長い割には謎解きもいまひとつだった。 |
No.18 | 3点 | 鏡の中は日曜日- 殊能将之 | 2007/10/26 12:29 |
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性別誤認トリックを二度も使うとは、この人はよっぽど才能がないんだろうなと思った。3点はマラルメの話にあげたもので、ミステリとしては0点。 |
No.17 | 2点 | 黒い仏- 殊能将之 | 2007/10/26 12:27 |
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禁じ手をこれだけ使ってこの盛り上がりのなさは逆にすごいね。他の作品を読んでいないと楽しめないというのも問題あり。 |