皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
ひこうき雲さん |
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平均点: 7.51点 | 書評数: 35件 |
No.7 | 8点 | 陰の季節- 横山秀夫 | 2007/05/27 21:55 |
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横山作品で最初に読んだ作品。
サスペンス、推理小説を期待して読んだら、警察を舞台にした人間ドラマが描かれた内容だった。警察も企業と同じで、組織なのです。いい意味の裏切りでした。。 他にはない新しい感覚を感じました。 |
No.6 | 9点 | 半落ち- 横山秀夫 | 2007/05/27 21:44 |
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警部が自分の妻を殺したと自首してきた。一体何があったのか?
ホントその理由を知りたいという衝動にかられながら、常に飽きることなる一気に読んでしまう程の面白さだった。 ただ、私的には、その理由のインパクトが少々欠けた為、10点満点とはなりませんでした。 |
No.5 | 6点 | 深追い- 横山秀夫 | 2007/05/26 23:58 |
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三ツ鐘警察署を舞台に、組織に生きる人間ドラマの七編。
実に面白い横山作品の中では、割と落ち着いた感じの内容。 この作品の中では『人ごと』は、なかなか温かく感動できます。 |
No.4 | 9点 | 真相- 横山秀夫 | 2007/05/26 23:54 |
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事件の隠された真相にせまる人間ドラマが描かれた5つの短編。
どれも面白く、一気に読んでしまった。 ただ、事件の真相というには、やっぱり重いです。。。 |
No.3 | 9点 | 第三の時効- 横山秀夫 | 2007/05/26 23:46 |
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警察小説集。F県警強行犯係の5つの短編。
どれも見事に面白い。 本のタイトルになっている「第三の時効」の話の展開には驚く。そう来たか?って感じ。 また、どれも厳格な登場人物が多く描かれるの中、「密室の抜け穴」「モノクローム反転」は、最後にちょっと心温まる。 |
No.2 | 8点 | 顔 FACE- 横山秀夫 | 2007/05/26 01:45 |
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若い女性が主人公のせいか、他の横山作品とは違い、優しいやわらかい感じがしました。横山作品は楽しめるけど、どれも重く、硬い感じがしますからね。
この作品は、男社会の警察機構で働く女性警官が受ける偏見や矛盾が描かれていますが、直向に頑張る主人公平野瑞穂の姿が潤いを与えてくれます。 ドラマ化されたTVを観ていたせいもあって、主人公の平野瑞穂は仲間由紀恵を思い浮かべて読んでました。ちなみにドラマで共演していたオダギリジョーの役は、小説の方では登場しません。 |
No.1 | 9点 | クライマーズ・ハイ- 横山秀夫 | 2007/05/26 01:13 |
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1985年夏の群馬県御巣鷹山へ日航ジャンボ機墜落事故時の地方紙の記者を中心に描かれた物語ですが、著者がこの事故時群馬の地方紙の記者ということだけあって、実に内容がリアル。
この時の新聞社組織内部との紛争、全国紙とは戦い等、もちろん内容はフィクションですが、ノンフィクションのように思えてしまう程のものがあります。そして、人間くささがいい。最後は感動が待っています。 |