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北浦透さん
平均点: 8.07点 書評数: 67件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.7 8点 赤い指- 東野圭吾 2011/01/01 20:13
東野圭吾の描く「家族の物語」。
この分量で、テーマがしっかりしており、加賀刑事をはじめ人物の魅力が揺るがない。
家族の価値観を見直す意味でも、現代において必要とされる一冊だと思います。

No.6 7点 白銀ジャック- 東野圭吾 2011/01/01 20:11
ベストセラー作家が、年に一冊書いたと思ったら、おそろしく分厚い本を上下巻で出し、財布の苦しい人たちは、ますます読書離れになってしまい・・・。
狭義の本格ミステリは、好事家への嗜好品であって良いでしょう。しかし、広義のミステリーならば、大衆の娯楽という視点を持ち続けなければなりません。
短く、読みやすく、かつ大人の読書に耐えうる教養や哀感、サスペンスのある一冊を書ける作家はもう東野圭吾だけでしょうか。いきなり文庫化で出版した姿勢にも驚嘆しました。

No.5 7点 トキオ- 東野圭吾 2005/02/18 00:49
いい話しだ。ラストは、素直に感動してしまった。
話し自体は、ジェシーや竹美など、この作者には珍しい人物が出てきて、中々いい。主人公のダメっぷりも、見ていて清々しかった。貫井徳郎の『迷宮遡行』もそうだったが、ダメ男を書くのも一つの才能だろう。
こういう素直な作品があってもいいと思う。

No.4 6点 レイクサイド- 東野圭吾 2005/02/18 00:44
読後の満足感も特になかったので、そのまま忘れていく作品だが、考えてみれば内容はとてもいい。東野圭吾が本気で書いていれば、すごい傑作になったのでは・・・と少々残念に思う。
映画は意外に面白くなりそうかな・・・?

No.3 7点 宿命- 東野圭吾 2004/09/28 21:16
全体的に完成度も高く、面白く読めた。謎が解かれていく過程がすごくいい。突然話題が大きなところに行っても、この人の場合はいい意味で安心して読める。
肝心の「宿命」の部は、ここはそれほど感慨を受けなかった。しかし、問題はそこで、これまで様々な作品で「意外な結末」を見ているから、その辺りの神経が鈍磨になっているのかもしれない。素直に感動したいなと思う。

No.2 9点 悪意- 東野圭吾 2004/09/26 11:35
紛れもない本格ミステリ(別に誰も疑っていないだろうが)。最初に犯人を絞り込むという作業が実にスピーディーで、その後の「動機探し」をたっぷりと書いており、味わい深い。構成がうまいのだ。加賀と野々口の存在感も抜群で、この長さでこれだけの作品を書かれては、長大な作品をウリにする作家はたまってものではないかもしれない。東野本格はやはりレベルが高い。

No.1 7点 ある閉ざされた雪の山荘で- 東野圭吾 2004/05/09 17:24
一言でいって「センス」。才能のある作家が本格ミステリを書くとこうなる。文章の切れ、軽い読み心地にヘヴィーな衝撃。
綾辻行人『十角館の殺人』に匹敵する傑作。

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北浦透さん
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採点傾向
平均点: 8.07点   採点数: 67件
採点の多い作家(TOP10)
東野圭吾(7)
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綾辻行人(5)
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