皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
由良小三郎さん |
|
---|---|
平均点: 6.62点 | 書評数: 199件 |
No.10 | 5点 | 灰の迷宮- 島田荘司 | 2003/04/12 14:21 |
---|---|---|---|
島田さんの作品のなかに「いきあたりばったり」感を感じる時がありまして、ネタのねらいはわからぬでもないのですが、あまりおもしろくなかったです。事件、犯人ともかなり地味な感じの作品です。 |
No.9 | 3点 | 都市のトパーズ- 島田荘司 | 2002/12/28 14:43 |
---|---|---|---|
1990年の評論ともファンタジーともつかない作品です。主人公の言葉として、あるいは島田さんの文明批評みたいなものが、延々とかかれていますが、あまり共感できない。都会の街をトラが走るだけの話です。サローヤンとかにもそんな話ありませんでしたっけ。たぶんミステリのねた思い付かなかったので苦しいまぎれの作品じゃないかと思いました。 |
No.8 | 6点 | 切り裂きジャック・百年の孤独- 島田荘司 | 2002/11/24 15:36 |
---|---|---|---|
この採点はルール違反のような気がしますが、服部まゆみさんの「一八八八切り裂きジャック」を読みまして、そっちがいいので、この作品はちょっと軽いといいますか、ものたりない感じがしますので低めの採点です。クリーン氏をだすへんもピンとこなかったです。 |
No.7 | 8点 | 北の夕鶴2/3の殺人- 島田荘司 | 2002/09/11 21:23 |
---|---|---|---|
すごい(というのは、いろいろケチのつけようはあるのですが、そのトリックが実行されている情景を思い浮かべると、そういうのが吹き飛んでしまうぐらいの島田さんの大胆さがすごいのですが)物理トリックと、ハードボイルド風のミスマッチが、島田さんにしかかけない小説だとおもいました。 |
No.6 | 5点 | ひらけ!勝鬨橋- 島田荘司 | 2002/06/15 17:46 |
---|---|---|---|
たぶんすでに死語で、年寄りしか分からないたとえになるんですが、昭和30〜40年代、日活アクション映画ののりです。安手で、チンケなカーチェイスもあって、元不良の老人たちの活躍する、まあ郷愁ものだとぼくはおもいました。今時点ではどうかなと思います。 |
No.5 | 8点 | 眩暈- 島田荘司 | 2002/05/19 11:12 |
---|---|---|---|
ひさしぶりに島田荘司さんの長めの作品が読了できました。かなり無理な設定を課して、強引につじつまあわせるところが島田作品の魅力でしょうか。 |
No.4 | 6点 | 羽衣伝説の記憶- 島田荘司 | 2002/04/22 23:11 |
---|---|---|---|
この小説の吉敷竹史が、他の作品での颯爽とした名刑事と同じ人物と認めるかどうかが評価の対象となるのではないでしょうか。あまりにセンチメンタルで、困ったなというのが僕の感想です。 |
No.3 | 7点 | 夏、19歳の肖像- 島田荘司 | 2002/02/15 21:17 |
---|---|---|---|
島田さんがスタイルをさがしていたと思う1985年の作品で珍しく「文芸春秋」社から出版されているからか、島田さんらしくない(?)青春物で、それなりにまとまっています。本格ものでない島田荘司はどうですかという意味で推薦します。 |
No.2 | 7点 | 漱石と倫敦ミイラ殺人事件- 島田荘司 | 2002/01/10 21:44 |
---|---|---|---|
島田荘司さんは書斎に大きな紙をはって、いろいろな作家の作風の位置関係を書いて分析しているイメージがあるのですが、御自分の作品も今度はこの辺を書いて売ってみるかとやっているのではないかという感じです。 |
No.1 | 7点 | 奇想、天を動かす- 島田荘司 | 2001/10/18 20:26 |
---|---|---|---|
ちょっと現実ばなれした幻想的なイメージの部分をなくしてしまうと、西村京太郎になってしまうという訳のわからない批評でごめんなさい。 |