皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
|
◇・・さん |
|
|---|---|
| 平均点: 6.07点 | 書評数: 232件 |
| No.2 | 8点 | スターヴェルの悲劇- F・W・クロフツ | 2026/03/31 19:23 |
|---|---|---|---|
| ヨークシャーの荒野に立つ屋敷が炎上し、当主を含む三人の住人の遺体が発見される。しかも金庫の中に貯めておいた大量の紙幣は灰に。原因不明の事故として処理されたものの、当主と取引のあった銀行支配人が疑念を抱いたことがきっかけとなり、捜査が再開されスコットランド・ヤードはフレンチ警部を派遣する。
作者の代名詞のように語られてきたアリバイ崩し要素がほとんどない本作は、入念に布石が打たれ丁寧に伏線が張られた堂々たる本格ミステリ。二転三転するプロットの妙味と予想を裏切る緊迫感あふれるクライマックスには思わず唸った。 |
|||
| No.1 | 7点 | 樽- F・W・クロフツ | 2020/03/28 13:56 |
|---|---|---|---|
| パリからロンドンへ、ロンドンからパリへ、死体の入った樽が行き来する。アリバイ崩しというジャンルを確立した名作。
この作品は<天才型名探偵>が登場し、最後の章で真犯人を指名するタイプではなく、警察や私立探偵がコツコツと証拠を集め、関係者の証言を取り、真相を明らかにしていく、実際の犯罪捜査に近いタイプである。 このアリバイ崩しの材料は読者にも平等に与えられているので、犯人との知恵比べが楽しめる。 |
|||