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蟷螂の斧さん
平均点: 6.09点 書評数: 1634件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.34 5点 首無の如き祟るもの- 三津田信三 2011/09/17 22:12
高評価で期待しただけに、?マークがつきました。メイントリックは途中で判ってしまいました。謎解きの最後の方は、チョッと複雑にしすぎで、すっきり感がありませんでした。もっと単純化したほうがインパクトがあったと思います。力作ではあると思いますが・・・。

No.33 5点 異邦の騎士- 島田荘司 2011/09/13 15:17
「占星術・・・」が強烈な印象があるため、この評価です。前半は恋愛ものでチョッと長すぎる感じ。結末もあまり後味がよろしくない。

No.32 9点 すべてがFになる- 森博嗣 2011/09/12 22:06
大変楽しく読めた。コンピュータの世界で、登場人物もあまり感情を持ち合わせていないし、人間らしさを感じさせない。作品の中では、動機らしきものをサラッと流しているが、実はドロドロとした人間関係が背景にはある。なかなかの秀作だと思う。

No.31 10点 占星術殺人事件- 島田荘司 2011/09/09 17:46
このトリックは、ずっと記憶に残ります。それだけで満点です。どんでん返し・・・大好きです。

No.30 7点 七人の証人- 西村京太郎 2011/09/09 17:32
設定が面白い。証言の矛盾点を解き明かしてゆくストーリー性は、本格推理物と言えるのでは。私の好きな展開で、スラスラと読むことができた。ただし、被告人が酔っていたとはいえ、財布を盗むという心理がどうしても理解できなかった。被告人の証言(弁明・心理等)がないのが残念でした。

No.29 4点 七回死んだ男- 西澤保彦 2011/09/08 15:33
評価が高いので読んでみましたが、ピンときませんでした。カバーの「意外な結末」に期待したのですが・・・。SFっぽいものは、やはり相性が悪いみたいです。犯人探しが主題でないのであれば、あえて殺人事件にしなくてもいいと思ってしまいました。

No.28 10点 ダ・ヴィンチ・コード- ダン・ブラウン 2011/09/05 14:02
物語の展開はまるで映画をみているような感じ。センセーショナルな話題、世界でのベストセラーだけのことはある。日本でのミステリーファンの評価は普通らしい?。日本人は宗教に無関心だからか?。絵画鑑賞が趣味の私にとっては、最高の一冊となっている。「最後の晩餐」の実物をぜひとも鑑賞したくなる。また「天使と悪魔」もいいですね。2作品とも映画をみましたが、小説にはやはりかなわないという感じでしたが・・・。

No.27 8点 殺人鬼- 綾辻行人 2011/09/02 17:03
ミステリー=不可思議と定義すれば、十分楽しめた。ヒントはかなりちりばめられていたが、最後まで判らず。解説で「殺戮にいたる病」にも触れられていたが、私的には「殺人鬼」のオチのほうが好きです。ただし、2作品ともエログロな表現が多いですね。

No.26 7点 仮面山荘殺人事件- 東野圭吾 2011/09/02 08:02
「ある閉ざされた雪の山荘で」がイマイチと感じていましたが、本作は2度騙された分楽しめた。ただ、ラストは昔の連続テレビ映画を思い出してしまったため―1点とします。

No.25 8点 そして扉が閉ざされた- 岡嶋二人 2011/09/01 07:19
面白く、最後まで一気読みができた。4人の推理合戦もよかった。本格推理小説らしい一冊でした。

No.24 8点 星降り山荘の殺人- 倉知淳 2011/08/27 12:46
秘書の『麻子』に「思い入れ」しながら読んでしまいました。(笑)一番怪しくないのが犯人の定説があるので、『麻子』が犯人ではないようになんて思いながら・・・。
探偵役が犯人の自白を導く段階で『麻子』がしゃべり始めたのでハラハラドキドキ(まさか犯人ではないよね?!なんて)。
とても楽しめました。また、解説(西澤保彦氏)も「本格」について語られており楽しめた。

No.23 5点 ロートレック荘事件- 筒井康隆 2011/08/25 17:22
第2章の会話からずっと違和感があったものの、結局騙されました。しかし、騙され方の後味が良くない。(=アンフェアということでしょうか?)

No.22 10点 十角館の殺人- 綾辻行人 2011/08/25 11:42
ミステリー小説の内容、トリックを10年、20年後に覚えているか?と問われれば、無理と答えざるを得ない。しかし、本作品は記憶に残ることは間違いない。

No.21 8点 夏と冬の奏鳴曲- 麻耶雄嵩 2011/08/25 09:53
マニアックなファンには良いのかもしれないが、私みたいな凡人のミステリーファンには難解な作品。神の復活に賭ける狂気みたいなものは感じられた。ただし、凡人から見て、自然現象が不自然なのが気にかかる。また、伏線で二重人格のことが、しつこい位出てくるが、結末において、それぞれ人格は別であることが全く無視されてしまった(無常過ぎる?)。キュビズム(既存の概念の破壊という意味も含め)の薀蓄は、既存のミステリーへのメッセージか?。色々?マークがつく作品でした。いわゆる問題作として評価されるのでしょう。

No.20 5点 オーデュボンの祈り- 伊坂幸太郎 2011/08/23 11:45
ほのぼの感、後味感で+2、ミステリーとしては―1
著者の作品は「重力ピエロ」「ラッシュライフ」と読みましたが、いづれも読後感は悪くないのですが、ミステリーとして評価すると?マークがついてしまいます。

No.19 6点 しあわせの書―迷探偵ヨギガンジーの心霊術- 泡坂妻夫 2011/08/23 11:19
高評価だったので、期待して読みましたが、あまり”ピン”ときませんでした。手品の種明かしをされたような気分です。(2016.5再評価 4→6 労力に敬意)

No.18 10点 オリエント急行の殺人- アガサ・クリスティー 2011/08/19 11:02
なんだかんだ言ってもアイデアが素晴らしいの一言です。

No.17 10点 そして誰もいなくなった- アガサ・クリスティー 2011/08/19 10:58
私には、この作品を超えるものがまだ出てきておりません。学生当時、海外ミステリーをかなり読みましたが、現在、覚えているのは、本作品と「オリエント急行の殺人」だけです。「Xの悲劇」や「Yの悲劇」は内容すら忘れています。やはり、発想の大胆さや素晴らしさが特筆ものなのでしょうか。

No.16 8点 インシテミル- 米澤穂信 2011/08/19 10:35
ハラハラドキドキ感があり一気に読むことができました。ラストの主催者側から主人公へのお誘いが気に入っています。

No.15 4点 マークスの山- 高村薫 2011/08/19 10:29
文学的素養がない私には、「ドグラマグラ」(夢野久作氏)と同様、理解ができませんでした。では映画ならと思い、観ましたが二作品とも同じ結果でした。

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蟷螂の斧さん
ひとこと
ミステリーは、作家中心では読んでおらず、話題作や、ネットでのお勧め作品を読んでいます。(2013.6追加~本サイトを非常に参考とさせてもらっています。現在は、読後、類似なトリック・モチーフの作品を探した...
好きな作家
ミステリー以外で「石川達三」、短編で「阿刀田高」、思想家で「荘子」
採点傾向
平均点: 6.09点   採点数: 1634件
採点の多い作家(TOP10)
アガサ・クリスティー(53)
折原一(48)
中山七里(34)
松本清張(27)
アンソロジー(国内編集者)(22)
歌野晶午(20)
東野圭吾(20)
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