皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
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take5さん |
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| 平均点: 6.60点 | 書評数: 408件 |
| No.15 | 3点 | フォトミステリー ―PHOTO・MYSTERY―- 道尾秀介 | 2025/11/08 17:43 |
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| 道尾秀介作品は総じて好きですが、
本作はあまりにも練られていないと 思ってしまいました。毒も弱いし、 ショートショートの手練も感じず、 写真が先にあって無理矢理の合わせ 理解はしても唸らずばかり続いて、 こんなに刺さらないのも初めてで、 残念無念です。私見ですみません。 星新一を読んで口直ししようかと。 |
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| No.14 | 6点 | きこえる- 道尾秀介 | 2025/11/02 18:15 |
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| 人の情報収集は映像が大半と思っていましたが、
一つ前の読書で、音声こそ影響大なのだと知り、 たまたま次なる予約本が『きこえる』との偶然。 道尾作品は、叙述のどんでん返しが好きなので、 最近の意欲的な映像や音声の活用作品は、正直、 イマイチ好きではありません。食わず嫌いでは いけませんので読んでいますが、やはりまだ…… 最終話の前後にあるQRコードは、二つの違いから 作品の真相を露わにするところが興味深いですが それも昔の名作ならば、現場検証や証言の取材で 時制の整理が成されて解決に至りそうなものです。 仏さんがいつ死んだかを映像でばらすのは単なる ホラーだなと思ってしまいました。びっくり映像。 |
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| No.13 | 6点 | 光- 道尾秀介 | 2025/08/31 14:22 |
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| 懐かしい少年時代の物の見え方
子ども時代故に迫る謎の数々は 真祖を知る度に少しずつ大人に 近づくのでしょうか。夏休みの 終わりに、切なく感じました。 |
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| No.12 | 7点 | カエルの小指- 道尾秀介 | 2023/07/30 18:53 |
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| 私の好きな方の道尾秀介でした。
もともとカラスの親指や ラットマンの時代が好きなので、 今回の続編も楽しく読めました。 コンゲームとして、 反転は確かに小ぶりですが、 折々に人間くさい素敵なやり取りがあります。 個人的なクライマックスは、 ラスト10ページ、 武沢がキョウに親のくだり 本当に信じていいかと聞かれ、 力強く本当だと言うところです。 ↑ネタバレにならない叙述 |
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| No.11 | 3点 | サーモン・キャッチャー- 道尾秀介 | 2023/06/25 12:57 |
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| 道尾秀介のミステリーが好きですが、
これはミステリーでなく、 エンタメ作品でした。 しかもあまり面白く、、、 備忘録として登録させて頂きました。 |
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| No.10 | 5点 | 雷神- 道尾秀介 | 2023/04/30 11:14 |
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| 道尾秀介作品が好きなのですけど、
此方はいまいち刺さりませんでした。 雷に関する地形に由来する気象学は 興味深いですし、 親子の認識のずれもなるほどと 思いますが、 何か一連の大きな人間ドラマとしての流れが 理解力に乏しく入って来ませんでした。 道尾秀介ならもう少し前のものが好みです。 |
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| No.9 | 3点 | スタフ staph- 道尾秀介 | 2022/11/23 14:39 |
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| 図書館の返却日が来てしまい、
あわてて15分ほどで速読しただけなので 仮の評価です。 オフィス街でキッチンカーよく見かけますが スタフに注意、大変なんですね。 |
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| No.8 | 6点 | いけない- 道尾秀介 | 2022/11/12 12:04 |
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| 道尾秀介作品は、
カラスもネズミも好きですが、 この作品は技巧が文体を越えて 章の最後の写真にも隠れているというものです。 このサイトでの作品の評価が低い理由は、 文章でカタルシスを得られないか、 技巧に凝りすぎていて理解できない自分に 納得いかないかのどちらかではないでしょうか。 二章終わりのビデオ映像の背景とか、 初見で気付く人います? 友達に薦める道尾秀介作品の五指には、 入らないなあ、私見ですが。 |
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| No.7 | 6点 | 鏡の花- 道尾秀介 | 2019/08/09 23:31 |
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| 小学校で習う『情景描写』の極致ですね。
登場人物の背面に描かれる木石草花に、 そう見える世界とそこにいる人物を反映させるという。 曼珠沙華の辺りは連城?いやそうでもないか。 道尾氏はやはり叙述で読ませるカラスやラットが好きです。 |
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| No.6 | 6点 | 透明カメレオン- 道尾秀介 | 2019/05/04 17:12 |
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| 一人称で描かれる世界が、
自然に反転するところが、 道尾秀介らしく読ませます。 以下ネタバレです。 人は弱いから、 生きている人を生きていないことにしたり、 生きていない人を生きていることにしたり、 それでも生きていくものなのだと、 改めて考えさせられました。 |
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| No.5 | 7点 | カササギたちの四季- 道尾秀介 | 2018/09/17 18:06 |
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| 4章からなる連作
春の章がかなり出来か良くないと思ったのですが、 夏、秋とうまく繋げて、冬で大団円です。 春だけ掲載誌が違うのは何かあったのでしょうか? 主人公の事件に対する推理がめちゃくちゃで、 相方がフォローを入れながら正しく解くというのは、 見た目より難しい構成ではないでしょうか。 最終章で、更に一捻りあるのですが余計に コメディタッチである事が効いてきます。 救われる話がやはり好きなのだと実感しました。 |
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| No.4 | 6点 | 片眼の猿- 道尾秀介 | 2018/08/19 00:49 |
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| ネタバレでしょうか
冒頭挿入される犬のくだりがあざといミスリードだとか、 読み返すと軽さが目立つ文体だとか、 確かにその通りなのですが、 登場人物に対する読者の思い込みを喚起しているのだとしたら、 それらは成功したと言って良いのではないでしょうか。 私の中では、その最高峰が『赤毛の男の妻』なのですが。 |
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| No.3 | 5点 | 笑うハーレキン- 道尾秀介 | 2017/07/16 06:45 |
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| 道尾作品らしい反転はありますが、
ミステリーらしさは薄いです。 人の弱さはよく描けています。 まあ楽しめたの5点です。 |
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| No.2 | 5点 | ソロモンの犬- 道尾秀介 | 2015/01/12 11:26 |
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| 期待していた分、道尾作品の中ではインパクトがなかったですが楽しめました。
レストランの名前がダブルミーニングでなくトリプルミーニングになっているあたり作者が大変賢い(失礼)のがよく分かります。 |
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| No.1 | 5点 | シャドウ- 道尾秀介 | 2015/01/01 00:58 |
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| 道尾作品の中では、犯人については裏が読めてしまう、ちょっと残念な作品でした。犯人以外ではなかなかの伏線の張り方でしたが…確かに初期作品という感じがします。
個人的な嗜好ですが、私はカラスとラットの方が好きです。 |
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