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take5さん
平均点: 6.63点 書評数: 492件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.12 6点 ホワイトラビット- 伊坂幸太郎 2026/08/10 17:09
伊坂幸太郎作品はとても好きなのですが
本作品はアレやコレやの片手間に読んで
内容が頭に入りにくいという私的理由で
この点数なのです。ジャン・バルジャン
について既読につき、引用や比喩は大変
よく分かりますし、ベテルギウスの光が
600年前のものという比喩も上手です。

やはり集中して読書にひたる事が私には
重要だということを改めて認識しました。

No.11 6点 終末のフール- 伊坂幸太郎 2026/08/07 16:34
もしも地球が何年後かに滅亡する
としたら⋯誰しも想像はした事が
あるだろう設定を小説にしたら⋯
荒唐無稽仁なるかしら⋯いや伊坂
幸太郎ならユーモアと優しい毒で
包んでまとめてくれるだろう。と
いう期待通りのまとめ。各短編が
最後にさらっと交差してそのまま
終わりました。ミステリ感薄めで。

No.10 6点 クリスマスを探偵と- 伊坂幸太郎 2026/08/05 18:57
伊坂幸太郎氏が文を書きまして、
フランスの著名なバンドデシネ
作家マヌエーレ・フィオールが
美しい挿絵を手がけた絵本です。
伊坂氏が大学1年生の時、初めて
書き上げた小説を、完全リメイク
したものです。
物事は、解釈によって様々な姿を
見せる、というテーマがあります。
こじつけのようでありながらも、
都合の良い、けれど優しい物語を
信じることで救われる大人向けの
サンタクロース物語です。
主人公探偵の対役の青年が、後の
伊坂作品の登場人物とつながると
いう仕掛けも楽しめるでしょう。

No.9 8点 クジラアタマの王様- 伊坂幸太郎 2026/04/04 18:54
本書が世間で「予言の書」と呼ばれる事、
作品中盤まで読み進め、気づいた事があり
ネットで調べて知りました。新型コロナの
1年前に書き下ろされた本書がSNSによる
風説の流布、自動運転、ウェラブル端末等
そして新型インフルをめぐる顛末に既視感。
未来を的確に描く伊坂幸太郎は予言者です。

伊坂作品が好きな理由の一つに、極微細な
伏線回収があります。ユーモアと熱の同居、
今作では、栩木母子の描き方が琴線に触れ
それだけでもう皆さまにお勧めしたいです。

ファンタジーであり社会派でもある本書は、
意図的に挟まれた川口澄子さんのイラストも
大変効いています。作者後書きに詳しいです。

上野のハシビロコウを思い浮かべて読みました。

No.8 7点 777 トリプルセブン- 伊坂幸太郎 2026/03/22 21:01
殺し屋シリーズ今のところ最新刊
伊坂幸太郎は文章の疾走感が顕著
2時間ほどで読めてしまいますが、
資本主義や日本政治に一言申す等
なかなか盛り沢山でございます。
バトルシーンの描写もうまいです。
ホテルで色々と起こり最後に収束。
まさにグランドホテル型ですね。
深みはまあないですね。本も薄いし。

No.7 7点 逆ソクラテス- 伊坂幸太郎 2025/10/26 15:33
伊坂幸太郎は他によい作品がありますが
私は本作を、同様に好ましいと思います。
伏線の回収が甘いとかご都合主義だとか
ミステリー書評サイトではイマイチだと
思われる方もいるのでしょうね。しかし
力強く「僕は、そうは、思いません」。

通常ニヒルなユーモアを感じる文章な処
本作は素直で熱くて別の魅力があります。
また、多くの人に勧めたいと思う作品は
AXやゴールデンスランバーもよいですが
例えば息子には、これを進めるでしょう。

文庫の後書きからも、10年越しの思いが
よく伝わってきました。充実の300頁☆

No.6 5点 アイネクライネナハトムジーク- 伊坂幸太郎 2024/04/06 12:13
伊坂幸太郎はいくつか読んで
だいぶ好きな物もありますが
これは上手いとは思いますが
五指には入らないと感じます
時代と視点が変化する短編集
ナハトムジークの意味は実は
ナジームハメドだったのです

No.5 7点 AX- 伊坂幸太郎 2019/02/03 15:28
自分が父親だから、
兜に思い入れて読むのかなと思いました。
恐妻家であろうとなかろうと。
ラストのファインが書き下ろしなので、
うまくまとめてくれて良かったです。

「AX」「BEE」「Crayon」「EXIT」「FINE」
各編の頭文字が「A」「B」「C」「E」「F」
となっているのですが、
「D」が抜けているんですよね。

「D」は「Drive」の頭文字です。
「小説 野性時代」2015年11月号に
「Drive/イントロ」が掲載されました。
それは「Drive」の三分の一に当たるもので、
その後、その続きは書かれておらず、
「D」は未完成です。
そのため、幻の「D」となりました。
期間限定で試し読みできる時期もあったようですが
終了しているという情報があります。

No.4 6点 フィッシュストーリー- 伊坂幸太郎 2018/08/21 23:59
色々な作品の登場人物と少しずつ重なる
ところで親しみをもちながら読める短編集。
しかし多くの長編に比べて、印象は薄く、
やはり短編の名手は別にいると言わざるを得ません。
4作品中、表題作品が時間を前後させて話をつなぐ物です。
同様の展開では、別の著者による物を推す方多数でしょうか、
むしろ最終作品『ポテチ』が直球で心に残りました。

No.3 8点 重力ピエロ- 伊坂幸太郎 2018/08/19 18:20
家族を考える大きな幹に、
人類の系譜、二重螺旋構造、
ガンジー、バタイユ…という
繊細かつ躍動する枝葉が伸びる大木小説、
それらが決して重厚ではなく、
一見軽く書かれている事が、
読み進める手を一層速めます。
一気読み。

No.2 6点 グラスホッパー- 伊坂幸太郎 2018/08/04 22:15
ミステリーの定義は人によりけりでしょうから、
あえてこの本がミステリーの代表的な作品とは申しません。
しかし、リーダビリティが高くカットバックも冴え、
読みやすい事この上ないです。
最後に全ての人生が交錯しますが、ここがもう少し意味が出てくると良かったです。

No.1 8点 マリアビートル- 伊坂幸太郎 2018/07/28 21:54
読む人によっては、
エンターテイメントの重奏曲。ハラハラドキドキが新幹線の駅毎にやってきます。

読む人によっては、
哲学の入り口。人は何のために生きるのか、悪とは死とは、をはじめとして考えるために。ドストエフスキーも出てくるので。

読む人によっては、
読者自身の在り方を省みる教材。現代社会の、特に政治に向き合う態度や諸問題に目を閉ざさないために。

という読み方ができると思わないと、自分が一気にページをめくった理由を正当化できないので(笑)

作中の人物、王子に嘲笑されそうな分析ですが
改めて読書は重要だと思いました。

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take5さん
ひとこと
古今東西ミステリーは沢山ありますが、
すばらしい古典に出会った時、
人間が描かれている作品に出会った時に、
ああ読んでよかったと思います。
そういう作品に一つでも出会えればと、
このページを覗...
好きな作家
決められません
採点傾向
平均点: 6.63点   採点数: 492件
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