皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
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ムラさん |
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平均点: 4.28点 | 書評数: 296件 |
No.21 | 7点 | Another- 綾辻行人 | 2012/03/13 10:14 |
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(ネタバレあり)
いつものトリック今回はないのかなと油断したがしてやられた。いつもの技巧なのに悔しい。館シリーズよりは伏線散りばめられてないけどそれでも十分あるね。 文体としてはいつものより幻想的なシチュを減らしてるせいか、軽い印象。ホラーっぽい内容だからもっとてんこ盛りにしていいと思うのに。 この作品におけるルールを説明しながら物語が進んでいったので最後まで楽しんで読めた。最後はなんとなく殺人鬼っぽい。 …どうでもいいけど、三組飛ばして1、2、4組ってするのは駄目なん?あと警察こんな死んでるのになぜ噂を知らない。あとお前ら、一番の対抗策は三組になった時点で転校することだ。赤沢は対抗策に必死になるくらいなら逃げろ。それが一番楽だろ! と、いろいろ突っ込めばたくさんあるが結果として騙されたり面白かったのでこの点数。 |
No.20 | 6点 | 奇面館の殺人- 綾辻行人 | 2012/02/09 06:43 |
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シチューエションだけ見ればいつもよりもオドロオドロしい感じだが、登場人物全員が大人しいのでこれまでと違って妙なほのぼの感があった。
ただ無理やりパニックになるようなシチュはあまり好きじゃないのでこの構図はけっこう読みやすかったかな。もうちょっと暗黒館のような幻想っぽさが欲しかったけど 「いつものトリック」は作者が最後のほうに作品内で「大変だったよ!と鹿谷に言わせた割には(実際大変だったのだろうが)」そこまでインパクトがなかったのは残念。 ただそれ以外のトリックも合わせて上手い感じで〆てるとは思った。というより今作はロジックミステリーっぽかった 次回でこの館シリーズも最後だが、デビュー作でもあるこのシリーズをどう終わらせるのかは楽しみだ。 せっかく最後なんだから、暗黒館並みのボリュームと十角館並みの新鮮な驚きが欲しいところ。(という無茶鰤) |
No.19 | 1点 | 殺人鬼2- 綾辻行人 | 2011/09/08 17:17 |
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B級ホラーだね。
オチも特にひねりはなし 前作はまだ頑張って謎を作ろうって感じはあったけど…。 ただ、綾辻さんなので描写は上手いです。 グロさの描写のみで評価するなら高評価。 |
No.18 | 7点 | 暗黒館の殺人- 綾辻行人 | 2011/03/19 02:34 |
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シリーズ六作目にして綾辻の集大成的作品。
個人的に好きな霧越邸に館シリーズと囁きシリーズが組み合わさった印象。 メインのトリックが早々にしてわかったのがとても残念だけど(とはいえ○オチは良い意味で予想外だが)、これまで見てきたからこそ面白いネタが散りばめられているのがよかった。 ダリヤの宴の部分が長かった印象だけど、他はそれなりに適切だった気がする。 なによりも中村青司の出生が知れたのがよかった。 |
No.17 | 2点 | 眼球綺譚- 綾辻行人 | 2011/01/21 17:43 |
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上手くまとまったホラー。
どこかグロテスクな雰囲気をかもし出す描写はさすがの一言。 だけどオチが上手くまとまっているを通り越して普通すぎる。 ただ単にホラー、それだけな作品。綾辻のミステリーにホラーが混ざったくらいの作品が好きな自分としては面白くはなかった。 「特別料理」の虫の描写はかなり凄かったですけどね。でも他にそぎ落とせる肉あるでしょ。 |
No.16 | 3点 | フリークス- 綾辻行人 | 2011/01/18 19:27 |
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綾辻らしいおどろおどろしい幻想がたっぷりと詰め込まれている作品でした。
しかし、それからもう一歩出ないとちょっと物足りなかった、真相も割とわかりやすいし。 |
No.15 | 3点 | びっくり館の殺人- 綾辻行人 | 2010/12/16 21:24 |
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綾辻さんらしさの奇妙な空気がより一層深まった感じでした。
でもこの作品、館シリーズというよりも囁きシリーズにカテゴリーされる気もする。 トリック云々で期待したら物足りない感じですね |
No.14 | 8点 | どんどん橋、落ちた- 綾辻行人 | 2010/12/16 02:41 |
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最後のシーンもあいまって夢の中にいるような感覚でした。
一個一個のトリックも好み。結局どれもわからなかった。 読者を騙すために、作者も記述に嘘をどれだけ入れないで書くかという綾辻さんの苦悩話のような作品でしたが面白かったです |
No.13 | 5点 | 鳴風荘事件- 綾辻行人 | 2010/12/16 02:37 |
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前作よりもユーモアが利いていて面白かったです。
こんな緩い感じも読んでいて好きですね。 トリックも納得。 それでいてプロローグは幻想的。 |
No.12 | 4点 | 黄昏の囁き- 綾辻行人 | 2010/12/16 02:35 |
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幻想的感覚は一作目より弱い感じ、最後のもどかしさも二作目より弱い感じ。
動機も、うーん納得できない。でも文章を読んでると、その世界に引き込まれちゃう、そんな作品だったと思います。 |
No.11 | 6点 | 黒猫館の殺人- 綾辻行人 | 2010/12/16 02:33 |
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思わず悲鳴を上げたくなるような大胆すぎるトリック。
おいおいそれは無いでしょう、と言いたくなるくらいが綾辻さんらしくて好きです。 ただ、ちょっとあっさりでしたかな。 |
No.10 | 6点 | 時計館の殺人- 綾辻行人 | 2010/12/16 02:31 |
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凄い大掛かりに進められていくトリックに驚き。
追い詰められていく人の緊迫感なども凄い伝わってきました。 大学生と島田のやり取りも、殺人現場の外と中という感覚で好きです。 ただ、ドンデン返しというほどドンデン返しでもなかった気がするのでこの点数で |
No.9 | 7点 | 霧越邸殺人事件- 綾辻行人 | 2010/12/16 02:27 |
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綾辻の雰囲気が凝縮されている代表作のようなものですね。
どこか遠い世界に迷い込んでしまったかのような感覚が好きです。 トリックとしては、納得出来ると言われれば出来る程度。きちんと文章で伏線張られてたので、読み直せば納得でしたけど。 この中で一人、かなり好みの登場人物がいたのですが、その人が殺されないか殺されるかという所でかなりハラハラもされられちゃいました。 |
No.8 | 4点 | 殺人方程式- 綾辻行人 | 2010/12/16 02:24 |
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本格を意識しているとのことなので、けっこうヒントがガッツリと書かれていました。
どんな犯行で犯人は誰かをじっくりと解き進めるタイプの人にはぜひオススメです |
No.7 | 3点 | 人形館の殺人- 綾辻行人 | 2010/12/16 00:11 |
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うーん、番外な感じだからか雰囲気がちょっと出ていない感じがします。
叙述トリックとしてもイマイチでしたし。アンフェア以前に面白みが無かったです。 舞台の設定のおどろおどろしさはあったけど、それだけ。 |
No.6 | 6点 | 緋色の囁き- 綾辻行人 | 2010/12/16 00:09 |
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囁きシリーズの中では一番好きかもです
幻想的な雰囲気が散りばめられていて、ちょっとエロが混ざった感じ。 追い詰められていく生徒達の心理もよく書かれていました 犯人の動機はやっぱり共感は出来無いけど。 |
No.5 | 8点 | 迷路館の殺人- 綾辻行人 | 2010/12/16 00:07 |
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二重で騙されました、でも個人的には文章にアンフェアな所はあまり無かったのでスッキリです。
やっぱり雰囲気いいですね、島田もとい鹿谷門実のキャラも結構好き |
No.4 | 5点 | 水車館の殺人- 綾辻行人 | 2010/12/16 00:04 |
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トリックとしては良くある感じ
だけど雰囲気が良かったです。 一人称と三人称を書く感じも、舞台の情景がより伝わった面白かったです。 |
No.3 | 4点 | 暗闇の囁き- 綾辻行人 | 2010/12/15 23:19 |
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囁きシリーズ独特の幻想的な雰囲気が今回も詰まってました。
さいごのシーンはなかなか切ないなぁ。 謎解きとかそういうのは無いですが、霧越邸が好きな人なら楽しめると思います。 あとこれって殺人鬼に繋がるんですね。そういう作品ごとに世界観の繋がっているのはけっこう好み |
No.2 | 9点 | 十角館の殺人- 綾辻行人 | 2010/12/12 18:36 |
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この小説を始めてみたときは感動しました。抜け道がある推理小説は邪道を軽く覆してくれたんじゃないでしょうか。
叙述トリックを巧みに使う綾辻の作品の中でも、最高峰だと思います。(思い出補正かなりあるけど) 唯一の問題は動機の弱さですね。それだけが引っかかってしまう。それ以外は文句なしに名作中の名作。 なによりも自分がミステリ小説の世界に入って行くきっかけとなった作品でした。 |