皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
ムラさん |
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平均点: 4.28点 | 書評数: 296件 |
No.7 | 2点 | 女王様と私- 歌野晶午 | 2012/03/19 08:17 |
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(ネタバレあり)
読了後の不快感と、中盤での「はぁ?」という驚きと、主人公の超絶なキモチ悪さと月親子のクズっぷりをここまでよくぞ書いたという感じ。 ただ最後の最後に大きなトリックを期待した分、肩透かしを受けてしまったのが残念。読了後の悪さだけはきっちり残していってくれたが。 しかし、徐々に明かしてく叙述の使い方は葉桜書いたこの人っぽい。なので序盤の連続する正体明かしはけっこうた楽しめた。 ただ、中盤でこの話は○○だ!って言っちゃうのはどうなんだろ。いや序盤から書いてはあるのだが。 |
No.6 | 3点 | 密室殺人ゲーム・マニアックス- 歌野晶午 | 2011/11/14 21:16 |
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繋ぎの息抜きには悪くない作品。 |
No.5 | 5点 | 密室殺人ゲーム2.0- 歌野晶午 | 2011/05/10 19:31 |
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前作の設定を引き継いだ作品。
王手のときよりも一つ一つの謎の濃さは深まっているのかな。 短編的な謎をみんなで解く形になっているので、今回もすらすらと読む事が出来楽しかった。 ただストーリーとしてのオチは前作よりも低いかなぁ。前作も投げっぱなしに見えたオチがさらに投げっぱなしに感じたし。 ザンギャくんとアクスの漫才が先代ほど切れ味がなかったのがなお残念。というか前作に比べてキャラが若干薄い。これはワザとかもしれんが。 でも頭狂人が「本当に好きなら殺さない」って何度も言うのは、殺人衝動の弱さは所詮偽者って位置づけなのかなぁ。とにかく三部作という事なので次回に期待。 余談だが、SOWはグロが苦手だが謎が面白いということなので、頑張って3までは見た。1,2はオチが楽しめたが、3はただなんとなくグロくしとけって感じで肩すかしであった。それ以降はもう見て無い。この本もそうならないように祈りたい。 |
No.4 | 6点 | 放浪探偵と七つの殺人- 歌野晶午 | 2011/02/01 14:37 |
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(ネタバレあり)
ちょっと変わったキャラである信濃譲二の短編集物。 お手軽に読める短編集物かと思ったら「有罪としての不在の証明」で完全にしてやられた。 いや、これは誘導するのが上手い。単純なロジック物かと思ったらそんなドンデン返しなオチを出してくるとは思わなかった。 個人的にこのクラスの短編が七つだったら言うことなかったけど、他の六つもテンポよく楽しめたからまぁ満足。水難の夜も結局気がつきませんでしたし。 最後はちょっと文体がそれまでの六つに比べて変わっていてそれも面白かった。 |
No.3 | 2点 | 死体を買う男- 歌野晶午 | 2010/12/26 23:55 |
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本格的なミステリーで仕上げられていました。トリックも道筋も王道的な感じです。乱歩調の文体が見ていて面白いという感覚です。
サプライズとしてはイマイチでした。乱歩と萩原のやりとりは面白かったですが。 |
No.2 | 6点 | 密室殺人ゲーム王手飛車取り- 歌野晶午 | 2010/12/22 20:25 |
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(ネタバレあり)
良い意味でギャグミステリー。 登場人物のノリが軽いからやっぱりどうも現実で行われてる感が無い。ほのぼの殺人談義ごっこ。 そのおかげか不快感は無く読んで行く事ができた。というか、さすがにあれだけ穴があったら捕まるだろ(笑) 推理をしているときの5人のノリも見ていて楽しかった。ミステリファンが雑談するとこんな感じなんでしょうね。 トリックは王道的な感じ、唯一意外だったのは教授くらいかな(笑) それだけに、最後の失速感が残念すぎる。ただ、チャットの人物が現実に出たらあんなもんなのかな。 ミステリー的には5点でもよかったけど、ザンギャ君とaXeの漫才が面白かったので+1で。 個人的にこの作品で優秀なのは変わったデザインの表紙とタイトルだと思いました。 |
No.1 | 8点 | 葉桜の季節に君を想うということ- 歌野晶午 | 2010/12/14 15:37 |
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(ネタバレあり)
見事に騙されましたね。まさかヤクザ時代の頃からそんな離れているとは思わなかった。 時系列をバラバラに出してくるから余計でしたね。 固定概念の怖さがわかった作品だった。 唯一不満だったのは、節子のキャラがイマイチ掴めないというか、どうしても好きにはなれない。ある意味一番の悪にも思える。 |