皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
まさむねさん |
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平均点: 5.86点 | 書評数: 1194件 |
No.6 | 4点 | 消える「水晶特急」- 島田荘司 | 2011/01/06 20:11 |
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列車消失トリックはバレバレでしたね。巻頭の地図にはちょっと興ざめですね。
ちなみに,乗っ取り犯が結構かわいそう。最後まで引っ張っておいて,そっちの疑惑がノータッチでは…ねぇ。完全に当て馬(?)じゃないですか。 女性同士の友情なんかよりも,このことの方が引っかかってしまって…。総合的にこの点数でしょうか。 |
No.5 | 6点 | 寝台特急「はやぶさ」1/60秒の壁- 島田荘司 | 2010/12/11 15:05 |
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終盤の捻り具合など,島荘らしさを感じる点もありますが,
「良質ではあるが典型的なトラベル・ミステリー」あたりが率直な印象。 グイグイ引き込まれる面白さの一方で「やっぱり実際に刑事が列車に乗っちゃうんだ…」みたいな突っ込みどころも…。 総合的にこの点数かな。 |
No.4 | 5点 | 切り裂きジャック・百年の孤独- 島田荘司 | 2010/10/14 20:23 |
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1888年ロンドン編における切り裂きジャック事件の新解釈は,文句なしに面白かった。
でも,その百年後,1988年ベルリン編は,ロンドン編とのリンクというよりも,「こじ付け」の感が拭えなかったなぁ。 勿論,両者並行で語ることで,味わい深くなっているので,ロンドン編・ベルリン編を分けること自体が筋違いなのでしょうが,敢えて分けるとすれば,雰囲気を含めてロンドン編に軍配。 |
No.3 | 5点 | Pの密室- 島田荘司 | 2010/05/05 18:49 |
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個人的には「鈴蘭事件」の方が良かったですかね。サラッと楽しめましたから。幼稚園児って設定は…まあ面白かったから良しということで。
表題の方ですが,建物見取図が「一部ずつ」開示されている時点で…。小学校低学年の御手洗が「占星術」時代よりも圧倒的に「オトナ」であったところが見どころでしょうか…。ちなみに,私は,人間味のある占星術時代の御手洗の方がいいなぁ。 |
No.2 | 5点 | 上高地の切り裂きジャック- 島田荘司 | 2010/05/01 22:55 |
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中編2本で構成。
いすれの事件も「謎の不可解レベル」は申し分なし。 (以下,ネタバレ含む。) ただし,「上高地の~」については偶然性があまりに強すぎる感が(しかも何となく2時間ドラマっぽい),「山手の~」は強引すぎる感が(隠し通路って…),それぞれ否めないような気がします。 |
No.1 | 10点 | 占星術殺人事件- 島田荘司 | 2010/04/18 18:11 |
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その後の作家に与えた影響も考えると,日本ミステリ界の至宝といってよい作品。
しかし,改めて某少年漫画の罪深さを感じる… |