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江守森江さん
平均点: 5.00点 書評数: 1256件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.12 3点 このミステリーがすごい!’96年版- 雑誌、年間ベスト、定期刊行物 2010/05/14 01:13
毎度の如く年刊雑誌なので採点は一律の3点。
海外翻訳ミステリーのランキングも毎度の如く興味なし。
冒険小説を広範なミステリーに含めるのは構わないが、国内ランキングを席巻されてしまうと残念な思いに駆られる。
冒険物やファンタジーは興味が向いた作品だけを映像で観ればいいかな程度にしか好きではない。
ランクイン作品では仕掛けの超絶技巧しか読み所のない「生者と死者」を昨年読んだだけ。
「過ぎ行く風はみどり色」や「七回死んだ男」がランク外だし、作品リストに好きではあるが阿部牧郎・広山義慶のエロ作家があるなど、私的なミステリー範囲や嗜好と「このミス」は相容れないと確認した(逆説的だが、読まずに済ますリストに多数記載した)

No.11 3点 このミステリーがすごい!’95年版- 雑誌、年間ベスト、定期刊行物 2010/05/14 00:56
毎度の如く年刊雑誌なので採点は一律の3点。
海外翻訳ミステリーのランキングも毎度の如く興味なし。
1位の山口雅也は基本的に好きではない(テレビの視聴者参加型犯人当て企画に既存作品を提供した事はミステリ作家にあるまじき行為だと断固として糾弾する!!!)
アンソロジーで短編を読んだ気がする?程度な京極夏彦も興味が乗らず、私的にランクイン作品では倉知淳「日曜の夜は出たくない」が一番だった。
ランク外でも法月・芦辺くらいしか読んでいない気がする(パチンコに打ち込み過ぎて当時の読書記憶が非常に曖昧)
また巻末の作品リストに、私的には絶対ミステリーではない城戸禮(アクション刑事物はミステリーなんだろうか?)がある時点で「このミス」のミステリー範囲に疑問を感じる。

No.10 3点 このミステリーがすごい!’94年版- 雑誌、年間ベスト、定期刊行物 2010/05/14 00:43
毎度の如く年刊雑誌なので採点は一律の3点。
そして、相変わらず海外翻訳ミステリーのランキングに興味はない。
「ななつのこ」が前年版でランク外に対して「魔法飛行」が6位なのがピンとこない。
キッド・ピストルズの2位以外に興味の向く作品も無かった。
巻末にオマケで過去5冊分のランキングがあったが未読な’88・’89年版のランキングにもさして興味のある作品はなかった。

No.9 3点 このミステリーがすごい!’93年版- 雑誌、年間ベスト、定期刊行物 2010/05/14 00:34
毎度の如く年刊雑誌なので採点は一律の3点。
海外翻訳ミステリーのランキングに興味はないが、映画を何作か観て私的にはミステリーの範疇にないスティーブン・キングが堂々のランクインからも国内同様にミステリーの範囲がアバウトすぎると感じた。
*純然たるSF・冒険・ファンタジー・ホラーなどは、其方の分野で専門のランキングや採点がされるべきだろうと個人的には思っている!*
私的に、この年は「双頭の悪魔」に尽きる。
この時点で本格ミステリ大賞があれば「哲学者の密室」との一騎打ちで受賞出来たか?興味深い。
その他では「殺戮にいたる病」くらいしか眼が向かなかった。
ランク外の「ななつのこ」は鮎川哲也(新人)賞作品でなければ上位進出していただろう。

No.8 3点 このミステリーがすごい!’92年版- 雑誌、年間ベスト、定期刊行物 2010/05/14 00:23
毎度の如く年刊雑誌なので採点は一律の3点。
そして、毎度の如く海外翻訳ミステリーのランキングには興味なし。
さらには、国内ベスト10も全て未読で、読んでみたい作品も無し。
この当時は仕事とパチンコ(仕事以上に稼げ無申告・無税でマンションの頭金を捻出)に時間を使い読書量は月間数冊ペースだった事から、今以上に嗜好の偏りがあった。
未読で今後読む予定なのが「時計館〜」「翼ある闇」の2作。
見渡しての当時の注目作家が芦辺拓・依井貴裕。
ランク外だが、私的にミステリーの範疇に含めない山崎豊子作品「大地の子」が東野圭吾「仮面山荘〜」より高得点な事からも「このミス」のアバウトなミステリー範囲に疑問を感じた。

No.7 3点 このミステリーがすごい!’91年版- 雑誌、年間ベスト、定期刊行物 2010/05/14 00:07
基本的に年刊雑誌なので採点は一律の3点。
刊行された「このミス」を最初の号から見たくて図書館で蔵書検索したら’88年版・’89年版は近場に蔵書が無く、’90年版は出版されていなかった。
そして、この’91年版は対象期間が2年間と異例になっていた(※下に補記あり)
プロフィール通りに海外翻訳ミステリーへの興味が薄いので、当然ランキングも興味が無い。
国内ランキングをざっと見渡すと悲しいかなベスト10全てが未読で、これから読んでみようかな!と思う作品すら無かった。
さらには「何でもミステリーの範疇に含めるなよ!」と愚痴りたくなってしまった。
個人的に気になり読んでみたいのが13位の連城三紀彦「どこまでも殺されて」だけだった。
その他の個人的注目作品は「消失」「ロートレック荘〜」辺り。
※補記
私的に反省する為に敢えて間違いは訂正しません(興味の湧かない作品ばかりでざっと眺めただけにしても、もっと早く気付くべきでした)
発行と投票期間に関してはkanamoriさんの書評の通りですm(_ _)m

No.6 3点 本格ミステリー・ワールド2010- 雑誌、年間ベスト、定期刊行物 2010/03/18 20:28
とりあえず、年間ランキングの類なので一律の3点。
まず、巻頭企画が「アジア本格の黎明」な時点でゲンナリする(「島荘よ!アジアの藻屑と消えてくれ」とさえ思ってしまう)
目玉企画の「黄金の本格ミステリー」でも二階堂黎人が私物化しながら島荘に媚びる選出作品が見受けられ更にゲンナリする。
これだけだと流石に売れない(売り物として成立しないレベル)ので、お茶濁し的にその他諸々のコーナーがある。
其方は所々面白いが購入する程ではない。
巻末「本格ミステリー・リスト」で現在の本格ミステリの主流な作風の作品に境界線上の※印を付ける認識にも疑問が残る。
先々の参考資料として図書館に一冊あれば(この時期に予約無しで貸出可な事実からも)なんら問題ないだろう。
※ボヤキ
国内に腐るほどのミステリー作家が居るし、続々デビューもしているのに、わざわざアジア圏のミステリー作家掘り起こしなんか必要だろうか!!

No.5 4点 このミステリーがすごい!2010年版- 雑誌、年間ベスト、定期刊行物 2009/12/17 01:54
近隣の書店では平台に山積み+「このミス」コーナーまであった。
一方で、先日、平台に数冊あった「早ミス」「本ミス」は棚に一冊づつ残されただけ。
ランキングの内容なんか関係なく書店にとっての宣伝効果は「このミス」の圧勝なのだな~と、なかば呆れてしまった。
短編のページが増えて、ランキングと隠し玉は立ち読み、短編は図書館待ちの二度手間になる(海堂尊とバクシンオーは好きだけど面倒くさい)
短編なんか無くても買う人は買うので短編を排除して三百円ででも発売したらよいかも。
私的には、ミステリーの各種ランキングは2chの書き込みで侃々諤々しているのをネタとして見る楽しみの為にある。
※ランキングの感想を少し(国内限定)
不作と思える年度には東野圭吾のネームバリューは圧倒的に強い。
好きな作家だが米澤穂信の対象作品はやや過大評価だろう。
※水増しされた短編に嫌みを込めて+1点。

No.4 3点 本格ミステリ・ベスト10 2010- 雑誌、年間ベスト、定期刊行物 2009/12/07 12:54
所詮ランキング雑誌なので一律の3点だが、国内本格ミステリに軸足を置く読者には、一番気になるランキングではある。
しかし近年、国内本格ミステリの主流の明らかな変化を痛感し残念な思いを喚起させるランキングでもある。
それ故、この種の本の存在意義はランキングではなく、注目する作家達の今後の予定やインタビューだと考える。
一般販売せず、ランキング本を統一し、各出版社が協力しミステリーの新刊本にランキング投票応募券を付け、投票者に無料配布すれば良いと思う。
自腹を切って新作を読む人間の意見を反映させるのがランキングとして一番信頼出来ると考えるが、如何だろう!
ミステリーのランキングも、協会乱立で世界中にゴロゴロいるボクシングの世界チャンピオン同様に全く有り難みがなくなってしまいそうだ!
本格ミステリに明日はあるのだろうか!
※今年度の国内ランキングに対する評価の分岐点が3位・綾辻「Another」にあるのは間違いない。
※海外ランキングは興味無くスルーしている。
※年度別書評の意義付け的お遊びで、本年度・私的国内本格ミステリ・ベスト3(単に、このサイトの高得点順)を記す。
1位:古野まほろ「天帝の~」9点
2位:倉阪鬼一郎「三崎黒鳥館~」8点
3位青井夏海「シルバー~」7点(7点同点では一番と判断)

No.3 3点 ミステリが読みたい! 2010年版- 雑誌、年間ベスト、定期刊行物 2009/12/07 12:03
この種のランキング本は、ミステリーを扱っているのでミステリーの範疇外な作品扱いな2点にはしないが、所詮雑誌に過ぎず一律3点(特例を除く)
ランキングだけざっと眺めたが、海外作品の流行に興味が無いので、この種の本で国産に弱い早川が一番どうでも良い。
先々、確実に古本屋の百円棚に並ぶ(出版不況の影響で地方では無理かも)が、それすら買う気が起きない。
この手のランキング本全般に言える事だが、これだけエコな時代に、わざわざ出版して紙ゴミを増やさず、各出版社のホームページ等でランキングだけ発表すれば良いと思うのだが(ランキングの宣伝効果は、出版物とさほど違わないと思う)
最近の流行を知る為だけなら、ネットの書き込み、立ち読み、少し遅れて図書館のいずれかで不買対応したい。
「このミス」が不要希望に屈せず短編小説を掲載するのは上記な不買対応の対抗手段だと思っている。

No.2 3点 このミステリーがすごい!2009年版- 雑誌、年間ベスト、定期刊行物 2009/06/17 03:29
年刊ランキング誌としてなら立ち読みで済ませたい。
毎年集めるなら半年後に古本屋の百円棚で・・・。
唯一の新刊時購入理由は海堂尊のシリーズ短編をゆっくり読みたい場合。
そんな“雑誌”です。
※追記(’10・06・20)
この頃はすでにランキングはネットの雑談ネタで楽しむものになっていたが、国内ランクイン作品を12作も読了していて、このサイトでも高評価している作品も多く年度レベルは高い。

No.1 3点 本格ミステリー・ワールド 2009- 雑誌、年間ベスト、定期刊行物 2009/06/13 20:25
一応はガイド的であるが、あくまで年刊雑誌に過ぎない。
発売時に本屋で立ち読みして読みたい本リストに追加すれば充分。
贔屓の作家が掲載されていたらお薦め作品のチェックや近況も立ち読みしましょう!
発売後半年経てば古本屋の百円棚に並びますので購入するならそれからでも遅くない。
※追記
所蔵しようと思うマニア以外には売れなかったのか?「このミス」・「本ミス」・「早ミス」と違い古本屋の特売棚に並ばない事に最近気付いた(図書館にも所蔵されにくいので、立ち読みも含めて時期を逃すと眺める事すらできない)
それでも所詮、二階堂のオナニー本な「俺ミス」でしかない!

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江守森江さん
ひとこと

※「読書(ミステリ)は趣味で娯楽」「相容れない主張(嗜好)は、どこまでも平行線」を標榜している。
※多くの作品に接する努力として、映像化作品で済ます等々、ファジーな方法を常に模索している(本質的...
好きな作家
高木彬光、天藤真、平石貴樹、古野まほろ (ミステリーに限定しなければ一番は梶山季之...
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