皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
toukoさん |
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平均点: 6.16点 | 書評数: 241件 |
No.5 | 7点 | 安達ヶ原の鬼密室- 歌野晶午 | 2010/03/14 01:30 |
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一粒で4度(もっぱら作者が)おいしい作品(集)。
とはいえ、読者としても楽しめました。 子供の落し物のエピソードや湯煙殺人事件は、前菜やデザートや箸休め的に楽しめましたが、留学生の話が長すぎるので、表題作であるメインの話にもっと分量をさいて欲しかったなあ。 |
No.4 | 6点 | 死体を買う男- 歌野晶午 | 2010/02/05 23:32 |
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トリックは平凡なんですが、萩原朔太郎のホームズ、江戸川乱歩のワトソンという設定が、面白かったです。朔太郎が魅力的に書けているし、ラストに役割逆転して乱歩が面目を果たしたのもバランスがよさげ。 |
No.3 | 6点 | 女王様と私- 歌野晶午 | 2009/12/27 20:30 |
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うわキモッ!
ただでさえキモい設定が、トリックのおかげでさらにキモくなっているので、毒を食らわば皿までもって感じで、ここまでいくと楽しめました(笑)。 あ、でも、こういうのって、本人が自覚ないのにキモイのはいい意味でも悪い意味でもスゴイのが多いけど、キモイ作品を書こうとして狙い通りキモくなっているだけだから、読みやすいのかも? |
No.2 | 4点 | ブードゥー・チャイルド- 歌野晶午 | 2009/12/27 20:24 |
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冒頭で大半の読者にはネタバレしてしまいそうなのはいくらなんでも……。
約10年前の作品なので、その頃だったらまだ「もった」のかな? うーん、でもその頃の方が、この手の話題はよくニュース種になっていたような気がするんですが……。 その上、すべての謎に意外性がなく、名探偵役なんて出さないでも、妙にひねくれた考え方をする主人公以外なら普通にわかりそう。 これなら謎解きはメインにせず、リアルなえげつなさもある思春期の少年少女の心理を掘り下げでもすれば、まだしも読める作品になったんじゃないかと思うんですが、そっちも中途半端で、読み物としても面白くなかったなあ。 |
No.1 | 7点 | 葉桜の季節に君を想うということ- 歌野晶午 | 2008/12/25 23:00 |
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昔話は生き生きしていて面白かったんですが、現在進行形の話はハードボイルドのお約束だけって感じで、臨場感がないなあ、なんて思ってたら、そういうことでしたか! そんなとこまで、意識的に書き分けしてたら凄い。
ミステリーとしては面白く読めましたが、ラストの主人公の心理は理解不能でした。 |