皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
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teddhiriさん |
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平均点: 6.75点 | 書評数: 57件 |
No.5 | 6点 | 悪霊の館- 二階堂黎人 | 2009/09/08 11:52 |
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首無し死体、密室、怪しげな洋館とそこに住む一族、これでもかといったコード型本格で二階堂黎人の代表作の1つらしい。ただし密室トリックは人狼城と比較すると甚だ落ちる。密室講義までやっといてそりゃないだろと思った。また首無し死体の扱いに関してもセオリー通りといった感じで最初の描写で犯人の見当もある程度付くようになっている。
ラストのオチもよくあるパターンだし、人狼城のときは盛り込みまくったトリックや本の構成、展開などが強烈なパワーを感じさせたのだがこの作品にはそれは感じられなかった。 ただ雰囲気はよかったのでこの点数にします。 |
No.4 | 7点 | 吸血の家- 二階堂黎人 | 2009/02/04 11:33 |
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過去の足跡なき殺人が印象的。犯人はこの作者の作品では屈指の意外さだと思う。殺人のシーンも映像的で美しい。現在の殺人はそこそこ。 |
No.3 | 4点 | 聖アウスラ修道院の惨劇- 二階堂黎人 | 2008/10/26 21:52 |
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犯人の正体やトリックはともかく、文書庫の正体やエピローグが辛い。 |
No.2 | 4点 | 私が捜した少年- 二階堂黎人 | 2008/08/24 21:33 |
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内容自体は可もなく不可もなくといった感じだった。ただあとがきを読んでいると、本格ミステリ以外にやたら攻撃的な感じがして不愉快だった。 |
No.1 | 10点 | 人狼城の恐怖- 二階堂黎人 | 2008/08/24 21:19 |
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城のトリックと密室トリックの小説。非常に面白かった。ただ探偵役の二階堂蘭子は嫌い。
追伸 密室トリックですが「翼ある闇」を最近再読したためか相対的にインパクトの面で評価が下がってしまいました。 あと密室の発見者に関しても引っかかってきました。ただこれを読んだ後、もうコード型本格は読む気しないとしばらく感じたのも事実なのでこの点数にしておきます。 |