皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
マニアさん |
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平均点: 6.04点 | 書評数: 169件 |
No.7 | 6点 | 容疑者Xの献身- 東野圭吾 | 2008/08/26 14:55 |
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メインのトリックは単純だけど、それに絡めた第2、第3のトラップには舌を巻いた。特に靖子と美里のアリバイには自分も「?」と思っていたけど、真相を聞いて「なるほどォ」と思った。相変わらずプロットは充実している。湯川も含め事件関係者の心理描写も面白い。単純にミステリとしての評価は高水準。
ただ、全く感動はしなかったかな。ネタばれになるから書かないけど。でも、うーん・・ちょっとそこまでやっちゃうのは感心できない。と言うのが個人的な感想。 あと、舞台が学生時代に自分の住んでいたところ周辺だったので、懐かしく楽しかった(笑) |
No.6 | 7点 | 仮面山荘殺人事件- 東野圭吾 | 2008/08/06 01:39 |
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久しぶりの東野ミステリ。叙述ものとして有名なので、前知識はあったものの見事に騙された。地の文の記述については、真相が明かされた後に非常に上手いと感じた。
ただ、終盤のどんでん返しについては、以前にも似たようなパターンを見たことがあるので新鮮味はなかったかな。 無駄に長くなくテンポの良い点はグッド! ラストに「ざまあみろ」と思ったのは自分だけ? |
No.5 | 6点 | 変身- 東野圭吾 | 2008/01/04 20:41 |
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ミステリではない。ややリアリティに欠けるのも気になる。
脳移植・手術による人格変化ものでは、『アルジャーノンに花束を』が有名だが、それをもっとドロドロと残酷にした感じ(?)。ラストは悲しすぎるね・・・改めて東野さんは悲劇を読ませるのが上手いなと感じた。 |
No.4 | 7点 | 手紙- 東野圭吾 | 2008/01/04 20:21 |
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ミステリではないが、小説としてはまぁまぁ楽しめたかな。
強盗殺人犯の兄を持つ青年が、仕事、人間関係、結婚と様々な差別を経験し、それを割り切り、未来に向け決死の覚悟で非情な決断を下すストーリー展開は良かった。 ラストは個人的に好みではなく残念だが、色々と考えさせられる作品。 |
No.3 | 6点 | 白夜行- 東野圭吾 | 2008/01/04 20:15 |
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ミステリとしては特に驚く要素は無いのだが、亮司・雪穂の両主人公の半生を同時に追っていくという構成が上手い!ただ、ちょっと長すぎるかな。
2人の主人公の視点から語られる物語はよくできていると思うし、小説中で彼らが直接会話する描写が一切無いことにも感心。そして、白夜のような人生しか送れなかった2人の主人公の業の深さと切なさは、読み終わった後も、陰鬱な、暗い感動を与えてくれた。 うーん・・・でも、亮司が可哀想すぎる。だから、個人的にラストは煮え切らなかった。もう少し救いのある結末にしてほしかったかも。 |
No.2 | 8点 | ある閉ざされた雪の山荘で- 東野圭吾 | 2007/12/31 03:11 |
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感想はやられたの一言。この展開は流石に予想できなかった。
あとは心理的プレッシャーから来る変則クローズド・サークルという設定が面白かったかな。読後感も心地よく、東野さんの巧さを堪能できる秀作。 登場人物のキャラも良いね! |
No.1 | 3点 | 放課後- 東野圭吾 | 2007/12/31 03:06 |
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トリックとかは良かったけど、主人公には全く感情移入できなかった。動機も、はぁ? |