皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
ぷねうまさん |
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平均点: 6.51点 | 書評数: 177件 |
No.8 | 8点 | 神様ゲーム- 麻耶雄嵩 | 2008/01/28 11:59 |
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主人公は10歳の少年でクラスメイトと探偵団を結成している。なんて設定だけ見てみたらハラハラドキドキのジュブナイルを想像してしまうがそこは麻耶。
禅問答のような神様との会話と渦巻く疑心暗鬼が暗鬱な雰囲気を常に醸し続ける。 こんなの当時10歳の僕が学校の図書室で読んだら完全にトラウマものだぜ。 |
No.7 | 8点 | 螢- 麻耶雄嵩 | 2008/01/19 07:09 |
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話中に長崎が全く登場してこなかったので叙述トリックであることは容易に想像できたのだが・・・。
このトリックの先鋭性は作品の地味さ故になかなか注目されにくいが、もっと評価されるべきだと思う。 他の新本格作家も見習って欲しいぐらいの攻撃性を孕んでいる秀作。 |
No.6 | 6点 | 木製の王子- 麻耶雄嵩 | 2007/12/17 01:43 |
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結局動機は何でもありで作者のさじ加減になってしまうから、宗教物はあまり好きではない。
ネットでネタバレも読んだけど、うまいこと考えたなー、という印象しか持てなかった。でもやはり麻耶のただでは終わらない心意気は素晴らしい。 |
No.5 | 9点 | 鴉- 麻耶雄嵩 | 2007/12/17 01:40 |
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現時点での麻耶の最高傑作ではないだろうか。
個人的には「翼ある闇」でのロジックと「夏と冬の奏鳴曲」の不条理感という麻耶雄嵩独特のエッセンスを足して2で割ってさらに塩分足した感じ。 麻耶初心者には初作、二作目よりもこちらをオススメ。 |
No.4 | 4点 | あいにくの雨で- 麻耶雄嵩 | 2007/11/16 12:16 |
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こんな生徒全員ハードボイルドな高校ねーっつーの。
トリックも犯人も予測済みの期待外れ。 唯一評価できるとしたらひたすらな「暗さ」か。 |
No.3 | 7点 | メルカトルと美袋のための殺人- 麻耶雄嵩 | 2007/09/22 11:45 |
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メルカトルの探偵像は結構気に入っている。
基本的に探偵ってなんか正義感とか「そこに事件があるから」とかよくわからん理屈で捜査するんだけど、こんな奴がいてもいいっていうか、実際いる。殺人を扱っているから不謹慎に思えるが、世の中こんな奴ばかり。かくいう僕も。 |
No.2 | 10点 | 夏と冬の奏鳴曲- 麻耶雄嵩 | 2007/09/21 00:20 |
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期待していたが期待以上で返ってきてビックリした。
評価が分かれているのも納得するが、みんな、もっと、「分からないこと」を楽しもうよ。 |
No.1 | 8点 | 翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件- 麻耶雄嵩 | 2007/09/21 00:14 |
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どんな顔して書いたんだろ。一見計算して書かれてるように見えてド天然のキチガイが書いてたら面白いのになあと思っていたが次作を読んで払拭されてしまった。それでもやはりここまでやりきってくれるのはすごい。 |