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[ ハードボイルド ]
殺意の運河サンマルタン
私立探偵ネストール・ビュルマ、新編パリの秘密
レオ・マレ 出版月: 1984年08月 平均: 5.00点 書評数: 1件

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中央公論社
1984年08月

No.1 5点 2022/07/27 23:52
レオ・マレは私立探偵ネストール・ビュルマのシリーズを30冊ほど発表していますが、そのうち1954年から59年にかけての長編15作は、「新編パリの秘密」(中公文庫では「パリ・ミステリーガイド」)のサブタイトルをつけて、パリの各区(全区ではありませんが)を紹介する形をとっています。本作はその6冊目で、舞台は10区です。ちなみに元の「パリの秘密」はウジェーヌ・シューが1840年台に発表した大作で、デュマやユーゴーにも影響を与えたとか。
ビュルマの秘書エレーヌに、亡き父親の知り合いの老優が金を借りに来たものの、待ち合わせ場所に姿を見せなかったというところから始まる話で、そのせいでしょうか、途中にエレーヌの一人称形式で書かれた章が2つあります。その後ビュルマが依頼を受ける芸能界絡みの事件は、最初どうということもなさそうなのが殺人にまで発展していきます。偶然が過ぎるところはありますが、ラストは無難にまとめていました。


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