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[ トラベル・ミステリ ] 津軽殺人事件 浅見光彦 |
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内田康夫 | 出版月: 1988年07月 | 平均: 4.50点 | 書評数: 2件 |
光文社 1988年07月 |
徳間書店 2005年03月 |
No.2 | 5点 | 空 | 2021/01/11 17:50 |
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光文社文庫版の作者解説では、39番目の長編だそうです。この解説文の中に、津軽に取材旅行した際、弘前のホテルで『青い山脈』ロケ隊と同宿したことが記されていますが、それがプロットにも生かされています。映画関係者の体質について悪口も書かれていますが。
カッパノベルズ版時の、「殺人事件」は「無印・良品」と題されたあとがきも付いていて、その中で作者が松本清張のファンであって、『波の塔』を読んだ時、ミステリでなかったことに、アテが外れた思いをしたと述べています。本作についていえば、全体的な構成は松本清張を連想させるものがあり、作者は自分では「社会派」といわれるジャンルにも縁がないと言ってはいても、社会悪追及こそないものの、影響は大きいのではないかと思いました。 太宰治の短編から引用したダイイング・メッセージについては、太宰の文章の意味の解釈にもなっている点には感心しました。 |
No.1 | 4点 | じきる | 2020/09/27 22:55 |
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軽快に読める旅情ミステリー。
謎解きはイマイチだが、移動中のいい暇つぶしにはなった。 |